このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(189文字)
神々の幻想的で美しい世界観からもう素敵です!安倍晴明がすべてを懸けて生み出した人工神の少女、蛍。最初から主従関係があるので蛍は主と呼びたいのに安倍晴明は蛍に好きに生きなさいと言う。優しさがすれ違い合いながら微笑ましい愛情のやり取りが心温まります。美しく、純愛が好きな方におすすめです!
日本神話をベースに、禍ツ神や高天原の崩壊と再生という壮大な設定を丁寧に作り込みながら、そこに生きるキャラクターたちの感情をとても繊細に描いていて、読んでいてどんどん引き込まれてゆく。 安倍晴明の「主になりたくない」という頑なさと、それでも蛍の頭を撫でてしまう優しさの矛盾が絶妙で、二人の関係の歪さと温かさが同時に伝わってくるのが素晴らしい。