第2話 君は依代なんかじゃないへの応援コメント
杏里と優護の考え方のスタンスが会話ベースで明らかになっていく秀逸な回でした。
この描写方法はかなり難しいと思うのでシンプルにすごいと思います!
“呪い”に関する情報も明らかになり、その重さもさることながら、それをどう受け止めているかの対比も印象的でした。
回帰術は……少し怖さがありますね。杏里の性格的にちょっと危うさも感じる秀逸な設計ですね……色々と想像してしまいます!
作者からの返信
ありがとうございます。
今回は、杏里と優護がそれぞれ抱えているものを、会話の中で少しずつ見せる回にしたかったところです。
杏里の不老と不妊は妖狐由来、優護の男性不妊は毒の血由来なので、二人とも別々の呪いを抱えているんですよね。
ただ重い設定として置くだけではなく、それぞれがどう受け止め、どう向き合っていくのかを書いていけたらと思っています。
回帰術も便利な治癒能力ではありますが、杏里の性格を考えると、無理をしてしまう危うさもある力です。
さらに、その力に目を付けて悪用しようとする者も出てくるので、杏里自身の優しさと、周囲から狙われる危険の両方に関わってくる力でもあります。
そのあたりも含めて、今後の展開を見守っていただけると嬉しいです。
第30話 闇に呑まれてへの応援コメント
前任の赤の賢人の失脚によって追い詰められた宗二が、手綱を握っていたつもりの悪魔に逆に喰われ完全に乗っ取られる。
このディストピア展開にゾクゾクします。
作者からの返信
裏切りと乗っ取り……
第二部、不穏な幕開けでした。
第26話 絶望の底で目覚める慈愛《トリガー》への応援コメント
弟くん…!( >д<)
作者からの返信
式神・弟くんは、
クロエの回帰術の触媒となり、
優護の魂と同化する形になりました。
死んだわけではありません。
第二部でそのあたりの掘り下げが行われます。
第17話 デートの途中なんだよ!襲撃の陰陽師への応援コメント
>「クロエ、今のはアームの開きが甘いね」
>「分かってる」
弟くん!
作者からの返信
言われてみれば……
クロエも優護に似てきましたね。
(作者の手癖の可能性微レ存)
第15話 神頼み、回復の兆し!?への応援コメント
ちょっとしか出てこないのにドクターの存在感よ。
優護と杏里の子どもをクロエと弟くんが仲良くあやしてる未来が見えてきました。
作者からの返信
そのハピエンめざしております!
第10話 S市事変。夢の終わりへの応援コメント
>「このままだと杏里お姉ちゃんが……!」
>「ああ、分かってる」
弟くん!( >д<)
>「落ち着いて! これは本物の戦いじゃない。記憶と心を蝕む幻影だ!」
>「分かってる……!」
弟くん…!( >д<)
>「兄さん、足元! 影を踏むな!」
>「分かってる!」
お、弟くんッ──!! (; >д<)
>「この子は敵じゃない!」
>「俺は、何をしてるんだ……」
弟く〜〜んんッ!! ( ; д ;)
最後に分かってもらえて良かった。
年下の方がよく分かっていましたね。
作者からの返信
言われてみれば確かに……笑
優護は杏里を助ける為に、
頭に血が昇ってたのでしょう。
弟くんのナビに感謝です。
第1話② わっちの旦那さんへの応援コメント
優護の過去が段階的に明かされ、それが杏里の今に重なっていく描写が見事でした。 関わりのあった二つの存在が一つに。期限は三年。
“神隠し”という謎も残しつつ、大きな決断が書かれた回でした。
ここからどのような展開に持っていくのか、非常に楽しみです!
作者からの返信
1話は長いので分割しました^^;
今回は優護の過去と杏里の現在が重なり始める、大きな分岐点として書きました。
忘れていた約束、杏里と妖狐が同じ身体にいること、そして三年という期限。どれも優護にとって「もう逃げられない理由」になっていきます。
“神隠し”もまだ謎として残っていますが、ここから優護が何を選び、どこまで手を伸ばすのか。
その全てを救いたい優護のエゴを見守っていただけると嬉しいです。
第17話 デートの途中なんだよ!襲撃の陰陽師への応援コメント
クロエとのデート回、可愛さと緊張感の落差がとても良かったです。ピアスやクレーンゲーム、パフェの場面で、クロエが普通の女の子として楽しんでいるのが微笑ましかったですね。
「またこういう日がほしい」というクロエの言葉には、彼女が本当に居場所を得たのだと感じました。だからこそ、その時間を宗二が壊しに来る展開が強く効いています。
最後の「こっちは、まだデートの途中なんだよ」は格好いいですね。優護とクロエが相棒として、そして特別な時間を共有した者同士として並び立つ感じが熱かったです。
作者からの返信
ありがとうございます。
今回は、クロエが「普通の女の子として楽しむ時間」を初めてちゃんと味わう回にしたかったところです。
ピアスやクレーンゲーム、パフェみたいな何気ないものが、クロエにとっては全部新鮮で、ひとつずつ自分の思い出になっていく感じですね。
「またこういう日がほしい」は、クロエがもう戦うためだけの存在ではなく、日常の続きを望めるようになった証でもあります。
だからこそ、それを壊しに来る宗二の登場で一気に空気が変わります。本当に空気読めない奴ですね。
最後の台詞は、優護にとってもクロエにとっても大事な一言です。
守る対象でも、救われた子でもなく、一緒に時間を過ごして、一緒に怒れる相棒。
その関係が少しでも伝わっていたなら嬉しく思います。
第16話 特訓成功、迫る嫉妬の影への応援コメント
ついに「魂を掴む力」が形になった瞬間、静かな達成感がありました。数秒だけでも弟くんを引き出せたことが、これまでの地道な記録と弱さへの向き合いの成果として響いています。
クロエとのベンチの場面も良かったです。彼女の支えが優護を前へ進ませ、そのまま「デートしよう」へ繋がる流れが可愛くも切実でした。
そして最後の妖狐の嫉妬が、かなり濃くなってきましたね。穏やかな日常の裏で封印が焦げる描写に、決戦が本当に近づいている緊張感がありました。
作者からの返信
ありがとうございます。
今回は、ようやく優護の努力が形になる寸前まで来た回でした。
派手な覚醒というよりも、これまで積み上げてきた訓練や記録、クロエたちとの対話が、少しだけ扉を開いた感じです。
クロエも、今では優護を支える側に回れるくらい距離が近くなりました。
ただ励ますだけではなく、弱さごと受け止めて、それでも前を向かせてくれる。あのベンチの場面は、彼女の成長が出たところかなと思っています。
一方で、妖狐の感情も沸々と済ませられないところまで来ています。
穏やかな日常と、封印の奥で燃え始めたもの。その差が、決戦前の空気として伝わっていたなら嬉しいです。
第3話 祓うしかない夜を越えてへの応援コメント
優護が退魔師を辞めた理由。
世の平和と大切な人の命……そのどちらかを選ばなければならない局面で、優護は自分には選べないと悟り、選択を避けるために逃げたのですね。
そんな優護が、守るべき存在である『杏里』と出会った時、滅ぼすのではなく第三の道を探そうと、あえてイタコ修行に踏み出したのが興味深かったです。
そして、紫宗二……。いずれ敵として立ちはだかりそうですね。
作者からの返信
ありがとうございます。
優護が退魔師を辞めた理由は、「世の平和か、大切な人か」を選べなかったというより、退魔師として正しい選択をしても、大切な人に取り返しのつかない傷が残ることを見てしまったからでした。
誰かが間違っていたわけではない。
あの場では、それが最善だった。
それでも、救ったはずの人が壊れてしまうことがある。
その現実に耐えられず、一度は退魔師の世界から逃げたのだと思います。
だからこそ杏里と出会った時、祓うだけでも、封じるだけでもなく、憑依された側の内側を知ろうとしてイタコ修行に向かうことになります。
強くなるためというより、「祓うしかない」で終わらせないための修行ですね。
紫宗二も、優護とは別の形でその傷を抱えた人物になります。
二人がどう違う道を選んだのかも、見守っていただけると嬉しいです。
第2.5話 赤い鳥居の下でへの応援コメント
杏里は大学をこのタイミングで卒業したのですね。
確かに、妖狐を見に秘めている(封じている?)、そして三年後自分がどうなっているか判らないという状況では将来の展望は難しいかもしれませんね。
そんな中、杏里自身が呪霊を祓うことができるようになった。修行の成果ですね。
一般企業は無理でも退魔師なら……?
作者からの返信
杏里はこのタイミングで大学を卒業しています。
ただ、妖狐を封じていて、三年後に自分がどうなっているか分からない状態なので、普通の就職や将来設計を描きづらくなっている感じですね。
この世界の退魔師連合は準国家機関に近く、上級退魔師になると国家公務員扱いになります。
杏里がお世話になる関東大社も、退魔師連合の関連施設なので、福利厚生や安全面はかなりしっかりしている職場です。
一般企業で普通に働くのは難しくても、退魔師連合の庇護下にある場所なら、杏里が今の自分のまま働ける。
巫女の仕事を通じて、少しずつ「普通とは違うけれど、自分の居場所」を見つけていく回でした。
呪霊を祓えたのも、修行の成果ですね。
まだ本格的な退魔師というよりは、自分の身を守るための第一歩ですが、杏里が守られるだけではなくなってきた場面でもあります。
第15話 神頼み、回復の兆し!?への応援コメント
子宝の神社という少し照れくさい題材を、優護の切実な祈りに繋げているのが良かったです。祭りの賑やかさの中で「普通の家族みたいだ」と感じる場面が、今の優護にとってどれほど大切か伝わってきました。
夢の中の声が「好いたからだ」と答えるところ、神様らしい不思議さと人間くささがあって好きです。奇跡で全部解決ではなく、努力してきた背中を少し押しただけ、という塩梅もこの作品らしいですね。
検査結果が「完治」ではなく「兆し」なのも良い着地でした。ゼロではない可能性を得たことで、優護が人としての未来をもう一度掴もうとする姿に静かな熱を感じました。
作者からの返信
ありがとうございます。
子宝の神社……男性器みたいな御神体とかインパクトある場所ですが、優護にとっての「未来へ繋ぐ祈り」として描きたかった回でした。
祭りの賑やかさや、家族みたいに並んで歩く時間があるからこそ、優護が本当に欲しかった“普通”の重さも出せたのかなと思います。
夢の中の声も、奇跡で全部を解決する神様というより、「ここまで歩いてきたなら、少しだけ背中を押そうか」くらいの距離感です。
なんでも神頼みで解決してはご都合主義になってしまうので^^;
優護自身が積み重ねてきたものがあって、その上でようやく兆しが見えた、という形にしたかったところです。
「完治」ではなく「兆し」なのも、優護がこれから未来を諦めずに歩くための小さな灯りとして置いたところです。そこを感じ取っていただけて嬉しく思いました。
第14話 停滞の夜、相棒の朝への応援コメント
停滞の原因が技術ではなく、優護自身の迷いにあったという掘り下げがとても良かったです。不死の誘いが「悪意」ではなく「優しさの形をした呪い」として描かれているのが、妖狐との対立の難しさをよく表しています。
また、クロエが優護の弱さに踏み込みながらも、責めずに支える場面が印象的でした。彼女がもう「救われた子」ではなく、優護の隣に立つ存在になっているのが伝わってきます。
最後に「相棒」と呼ぶ流れ、すごく良いですね。師弟でも主従でもなく、共に決戦へ向かう関係として、クロエの成長が綺麗に形になった回でした。
作者からの返信
ありがとうございます。
今回は、優護の停滞が単なる技術不足ではなく、妖狐の誘いに心のどこかで揺れていたことに向き合う回でした。
不死になって永遠に一緒にいる、という妖狐の願いは悪意ではなく、本気で優護を幸せにしたい“価値観の違う善意”でもあるので、だからこそ厄介なんですよね。
クロエも、もう救われるだけの立場ではなく、優護の迷いや弱さに踏み込める距離まで来たのだと思います。
責めるのではなく、隣で支える。そこに彼女なりの成長が出ていれば嬉しいです。
「相棒」は、マスター呼びをやめたわけではなく、クロエの中に増えた関係性のひとつですね。
大事な時には隣に立つ相棒として、普段は今まで通りマスターと呼ぶ。そんな距離感になってきたのかなと思います。
第13話 初めての歌と、静かな嫉妬への応援コメント
今回は戦いではなく感情の回でしたね。特にクロエが「羨ましい」「温かい」「少し痛い」という感情に戸惑いながら、自分の気持ちの輪郭を見つけていく流れがとても丁寧でした。
カラオケの場面も良かったです。家族になった四人の空気が自然で、クロエが初めて「誰かと一緒に楽しむ」ことを知っていく姿に胸が温かくなりました。デュエットの場面は微笑ましく、彼女が少しずつ居場所を得ていることが伝わってきます。
そして杏里が本当に素敵でしたね。「人を好きになることは、誰の許可もいらない」という言葉も、「旦那さんを好きになってくれてありがとう」という言葉も、とても杏里らしい優しさでした。一方で最後の妖狐の静かな嫉妬も印象的で、穏やかな日常の中に小さな火種が残されている余韻が心地よかったです。
作者からの返信
ありがとうございます。
今回は大きな事件ではなく、クロエが自分の感情に名前をつけていく回でした。
羨ましい、温かい、でも少し痛い。そういう矛盾した気持ちを、クロエ自身が初めてちゃんと受け止め始めたのだと思います。
カラオケも、ただ遊んでいるだけではなく、クロエにとっては「誰かと一緒に楽しむ」ことを覚える時間でした。
戦うためでも、役に立つためでもなく、ただ一緒に笑っていい。そういう日常の積み重ねが、彼女の居場所になっていく感じですね。
杏里は本当に懐が深い子です。
クロエの想いを否定せず、むしろ「好きになってくれてありがとう」と受け止められるのは、杏里自身が優護に救われて、自分の存在を肯定してもらったからこそなのかなと思います。
一方で、妖狐はそこまで大人しくは見守れない。
穏やかな日常の中にも、少しだけ感情の火種が残っている回として受け取っていただけたなら嬉しいです。
第12話 秘密の共同戦線への応援コメント
今回は大きな事件ではなく、積み重ねの回でしたが、とても好きな回です。特に「ゼロを一にする」「一を百に近づける」という説明が分かりやすく、優護の成長が一発逆転ではなく地道な努力の先にあることが伝わってきました。
そして訓練風景が良いですね。鼻血を出す優護、容赦なく記録を取るクロエ、横から口を挟む弟くん。この三人のやり取りがすっかりチームになっていて、第二章で家族になったことが自然に実感できます。
何より印象的だったのは、杏里に隠し事をしていることへの優護の後ろめたさです。敵を欺くためではなく、大切な人を守るための秘密だからこそ苦しい。その優しさが静かに伝わってくる回でした。
作者からの返信
ありがとうございます。
今回は大きな事件を動かすというより、優護たちが次の段階へ進むための「積み重ね」を描く回でした。
本当は修行や理屈の説明ももっと多かったのですが、読者負担を考えて、泣く泣くかなり削りました^^;
ただ、優護たちの訓練は、目的のない反復ではありません。
試して、記録して、効果があったものを残し、効果の薄いものは切り捨てる。
足踏みを続けないために、地味な訓練の中でも常に取捨選択している感じです。
「ゼロを一にする」「一を百に近づける」は、まさにその方向性ですね。
一発逆転の才能ではなく、意味のある一歩を積み重ねて、届かなかった場所へ近づいていく。
それが優護たちの強さになっていくのだと思います。
杏里に隠し事をしている件も、守るためとはいえ、優護にとってはかなり重いものになっています。
大切だからこそ言えないし、大切だからこそ苦しい。そこを感じ取っていただけて嬉しいです。
第2話 君は依代なんかじゃないへの応援コメント
杏里は妖狐の依代となったことで「癒す」というより「戻す」という力を得たんですね。しかしその力には代償が……。
不老と子を成せないという呪いですか……。かなりショックを受けているようですが……果たして少女の身でそれがどこまで実感できているのか……。
同様に優護もまた子を成すことができないんですね。そういう意味では元退魔師といっていても肉体は退魔師のままというか、切ない感じもします。
作者からの返信
説明を大分端折りましたが、杏里の不妊は“妖狐の意思による呪い”ですので、妖狐を説得か祓えば解呪できます。
優護は20歳の時に“毒の血”という霊能力に目覚めた際に男性不妊にかかりました。彼もまた呪い由来なので治す事はできるのか……?
第1話② わっちの旦那さんへの応援コメント
もともと元退魔師ということで、不思議体験は慣れていそうですが、
『神隠し』に遭ったことがあるんですね。
そこで実は杏里と会っていて、守ると約束していたと。
しかし妖狐は……? なぜ優護のことを知っていて、そして旦那と呼ぶのか。
今後の展開で徐々に明らかになっていくのでしょうか。
作者からの返信
“神隠し”については、語っていく予定です。
優護にとってはただの不思議体験ではなく、杏里や妖狐との関係の根っこに関わる出来事になります。
ここは本編では削った裏設定なのですが、妖狐が優護に執着している理由は前世にあります。
前世で妖狐は、優護と同じ魂を持つ人物と結ばれかけていました。
その縁があるため、今世の優護にも強く惹かれていて、“旦那さん”呼びもその名残です。
ただ、本編では説明量の都合(数万文字規模)でかなり削っています。
編集済
第1話① わっちの旦那さんへの応援コメント
こちら拝読させていただきます。
最初からクライマックスだぜ!という展開ではじまり、ぐぐっと引き込まれました。
全体を通してこの一話を見てみると、妖狐もその依代たる杏里も優護のことを『旦那さん』と呼ぶ……というのが、気になります。
作者からの返信
ありがとうございます。
冒頭はあえて第一部のクライマックス場面を置いて、そこから優護と杏里がどう出会ったのかへ戻る形にしました。
「天敵になった」という状態に至るまでの始まりとして、引っかかっていただけたなら嬉しいです。
“旦那さん”呼びは、もともとは妖狐が優護をそう呼び始めたものです。
杏里もその影響でつられて呼ぶことはありますが、基本的には「優護さん」と呼ぶことが多いですね。
ただ、杏里の中に妖狐がいる以上、その呼び名が完全に切り分けられるわけでもなくて。
初対面のはずなのにどこか初対面ではない、という違和感も含めて、二人と一匹の関係の核になっていく部分です。
第11話 浄化の光と新たな家族への応援コメント
とても温かい締め方でしたね。前話まで命を懸けてぶつかり合っていたクロエが、朝食のスープ一杯で涙を流す場面に、彼女がどれほど飢えていたのかが凝縮されていて胸を打たれました。
特に杏里の「これからは家族なんだから」という言葉が印象的です。この作品はずっと「依代ではない」「代用品ではない」というテーマを積み重ねてきましたが、その答えがまっすぐ形になった回だったように感じます。
そして最後の妖狐も良かったですね。不機嫌そうに文句を言いながら、結局は杏里の幸せを一番に考えているのが伝わってきます。優護、杏里、妖狐、弟くん、そしてクロエ。少し不思議で賑やかな家族が出来上がった読後感のある、優しい章完結でした。
作者からの返信
ありがとうございます。
クロエにとって、あの朝食はただの食事ではなく、「ここにいていい」と受け入れられた実感そのものだったのだと思います。
敵として現れ、偽物や代用品として扱われてきた子が、同じ食卓で温かいものを口にして、家族として名前を呼ばれる。そこに辿り着けたことが、この章の救いになりました。
杏里の言葉も、彼女自身が「君は君だ」と受け止めてもらったからこそ、今度はクロエへ向けられたものだと思います。
代用品でも、影でも、敵だった存在でもなく、ちゃんと一人の“クロエ”として迎える。そこを書きたかった回でした。
妖狐もなんだかんだ言いつつ、杏里には甘いですね。
少し不思議で賑やかな家族の形が伝わっていたなら嬉しいです。
第10話 S市事変。夢の終わりへの応援コメント
弟くんが優護を止める場面、とても良かったです。ここまで「守るために強くなる」流れで来たからこそ、最後の一線で斬らないことを思い出させる役割が深く響きました。
黒衣の少女の「消されるのは、嫌だ……」という声には胸が締め付けられます。敵として現れた彼女が、実はただ「必要とされたい」だけだったと分かる瞬間が、この作品らしい優しさでした。
戦闘の熱さと救済の方向転換がきれいに噛み合っていて、まさに「祓うしかない夜を越えて」きた優護たちの答えが見えた回だと思います。
作者からの返信
ありがとうございます。
今回は、優護が「強くなること」と「救うこと」を取り違えそうになる回でもありました。
追い詰められるほど、どうしても斬る・祓う・倒す方向へ進みそうになる。そこで弟くんが止めてくれたことで、優護も本来の目的を思い出せたのだと思います。
黒衣の少女も、敵として現れた存在ではありますが、根っこにあったのは「消えたくない」「自分もここにいていいと思いたい」という願いでした。
そこに気づいて手を伸ばせるかどうかが、優護たちの出した答えだったのかなと。
「祓うしかない夜」を越えてきたからこそ、倒す前にに踏みとどまれた。
その変化を感じ取っていただけて嬉しいです。
第9話 S市事変。黒き夢は本物を憎むへの応援コメント
今回はまさに「事変」の開幕という雰囲気でしたね。昼間の穏やかなデート風景から、じわじわと不穏さが滲み出し、最後には一気に非日常へ引きずり込まれる流れがとても印象的でした。
特に黒のAの叫びが胸に残ります。「偽物が」と叫びながら、実は誰よりも自分の存在理由を求めているのが伝わってきて、単純な敵役では終わらない悲しさがあります。第8話で描かれた孤独が、そのまま爆発したような場面でした。
そして弟くんとの共闘展開は熱いですね。神隠しの記憶、自己憑依、式神化と積み重ねてきた要素がここで戦いに繋がる構成も気持ちよかったです。最後の「杏里と出会った夜の記憶が蘇る」で、物語の核心へ踏み込んでいく予感がしてわくわくしました。
作者からの返信
ありがとうございます。
今回は、日常の中にドッペルゲンガーのような異物が少しずつ混ざり込み、最後に一気に「事変」として表面化する流れを意識しました。
穏やかな時間があったからこそ、黒のAが抱えてきた孤独や怒りも、より痛みを伴って見える回になったのかなと思います。
黒のAは、自分が偽物だと分かっているからこそ、本物である杏里に執着してしまう子です。
ただ憎んでいるだけではなく、「自分は何者なのか」を必死に探している。その叫びが少しでも届いていたなら嬉しいです。
弟くんとの共闘も、ここまで積み重ねてきた神隠しや自己憑依の要素が、ようやく実戦で繋がる場面でした。
杏里と出会った夜の記憶も含めて、ここから物語はさらに奥へ踏み込んでいきます。
第8話 黒を纏う少女への応援コメント
今回は新章の幕開けらしい、不穏で切ない導入でしたね。特に黒のAがただの敵としてではなく、「生まれた時から居場所を奪われていた存在」として描かれているのが印象的でした。
「本物の代わり」「影でいい」という言葉を浴びせられ続けた彼女が、自分の存在理由を求めて歩き出す流れには胸が痛みます。この作品は敵側にもきちんと感情の居場所を与えてくれるところが魅力ですが、黒のAもまさにその系譜の人物だと感じました。
そして宗二の人工悪魔計画も実に不気味です。杏里を救う物語だったはずが、今度は「杏里の模造品が杏里を求める物語」へ繋がっていく予感がして、とても引き込まれました。
作者からの返信
ありがとうございます。
黒のA(アビリス)は、ただ敵として出すのではなく、「最初から誰かの影として作られてしまった存在」として描きたいキャラクターでした。
杏里が“本物”として日常や居場所を持っていた一方で、彼女は生まれた時点から代用品として扱われている。そこにある痛みが、今回の行動原理になっています。
この作品では、怪異や悪魔側にも「なぜそうなったのか」を持たせたいと思っているので、黒のAにも感情の居場所を与えられていたなら嬉しいです。
宗二の計画は、黒のAの暴走によって一度破綻しました。
ただ、その影響はここで終わらず、今後も後を引いていくことになります。
第7話 式神・弟くんと妖狐の口づけへの応援コメント
式神「弟くん」の発想が面白いですね。過去の自分を器にして若い身体の感覚を取り戻すという仕組みが、修行としても物語としてもよく効いていました。
そして妖狐が本当に魅力的でした。からかうようでいて、優護を先へ進ませるために必要な一手を差し出してくる、その危うさと優しさの混ざり方が好きです。
「不死身になって、わっちと一緒に暮らさない?」という誘いには、妖狐の孤独が滲んでいて胸に残りました。敵でも味方でもない、恋をしている存在としての妖狐が一気に濃くなった回だと思います。
作者からの返信
弟くんは、ただ過去の自分を器にする存在というより、優護が憑依術の入口に立つための補助輪のようなものです。
いきなり他者への憑依や強制解除を目指すのではなく、まずは「自分自身だけが憑依できる」という制約を設けることで、術式の習得ハードルを下げている形ですね。
制約を狭くしたぶん、成立しやすくなる。
そこで一度でも“憑依が成立した実績”を作ることで、優護の中に次の術式へ進むための道筋ができていきます。
妖狐の誘いは、彼女にとっては本気の救いなんですよね。
優護と共に不死になり、誰にも奪われず、永遠に一緒に生きること。妖狐にとっては、それが理想の幸福です。
一方で、優護はそこに少し違う答えを持っています。
限りある命を生きて、歳を重ねて、次の世代へ命や想いを繋いでいくこと。そこに人としての価値を見ている。
だから二人は惹かれ合っていたとしても、根本の幸福観が噛み合わない。
この「永遠を望む妖狐」と「限りある命を繋ぎたい優護」の価値観の違いが、後々の戦う理由になっていきます。
第6話 狐の嫁入り、初恋の神隠しへの応援コメント
狐の嫁入りをきっかけに、初恋の神隠しと現在の修行が重なる構成がとても綺麗でした。雨、赤い鳥居、止まる時間、昇る花びらといった描写に、境界が開く神秘性がよく出ています。
十九歳の優護が「旦那さん、みいつけた」の一言で恋に落ちる場面も印象的です。杏里と妖狐が完全には切り分けられない存在として描かれているのが、この物語らしい複雑な魅力になっていますね。
そして、今回は完全成功ではなく「入口に立てた」で終わるのが良かったです。優護が少しずつ届かない場所へ手を伸ばしていく感じが、静かに熱い回でした。
作者からの返信
ありがとうございます。
今回は、過去の神隠しをただの回想ではなく、現在の優護が前に進むための修行と重ねる形にしてみました。
雨や鳥居、止まった時間、昇る花びらは、現実と神域、過去と現在の境目が曖昧になる感覚を出したかったところです。
十九歳の優護にとって、あの出会いはまさに初恋だったと思います。
ただ、その相手が杏里なのか妖狐なのか、あるいは最初から切り分けられないものだったのか。
その曖昧さが、二人と一匹の関係のややこしさであり、魅力でもあるのかなと思っています。
今回はまだ完成ではなく、あくまで入口に立っただけです。
それでも、祓うしか手段のなかった優護が、少しずつ“届かなかった場所”へ手を伸ばし始めた回として受け取っていただけたなら嬉しいです。
第5話 護衛でも監視でもなくへの応援コメント
日常デートから告白、そして妖狐との休戦まで、一章の締めにふさわしい温かい回でした。ハスキーのぬいぐるみを喋らせるエコーズの使い方が可愛くて、戦うためではない術にも意味がある、という見せ方がとても好きです。
杏里が「護衛とか、監視とか。そういうのだけじゃ嫌なの」と自分の意思で踏み出す場面も良かったですね。優護との関係が任務ではなく恋人へ変わることで、守る重さも一段増したように感じます。
そして妖狐が杏里の恋を喜んでいる、というのが印象的でした。敵か味方かでは割り切れない三人の関係が始まって、物語の芯がさらに柔らかく、面白くなったと思います。
作者からの返信
ありがとうございます。
今回は一章の区切りとして、戦いで得たものを日常の中に戻していく回にしたかったところです。
エコーズも、必殺技というより「届かなかった声を届ける」ための術として使えるのが、優護たちらしいかなと思っています。
なお、エコーズの本領発揮は第二部で明らかになります。
杏里の告白も、守られるだけの関係から、自分の意思で優護の隣に立ちたいと踏み出す場面でした。
護衛や監視という名目ではなく、恋人として向き合うことで、優護の覚悟もまた変わっていくのだと思います。
妖狐も、単純な敵ではなく、杏里の恋を自分のことのように喜べる存在になってきました。
ここから三人の関係がどう変わっていくのか、見守っていただけると嬉しいです。
第4話 私は依代じゃありませんへの応援コメント
杏里が「私は依代じゃありません」と言い切る場面、すごく良かったです。前回まで積み重ねてきた彼女の不安や居場所探しが、この一言にきちんと結実していました。
戦闘でも、優護に守られるだけではなく、自分の意思で前に出る杏里が格好いいですね。妖狐の力も暴走ではなく、杏里自身に寄り添うように見えるのが印象的でした。
宗二は退場してなお不穏さを残していくのが上手いです。血液サンプルの件で、脅威が一気に内側へ広がった感じがしました。
作者からの返信
ありがとうございます。
今回は杏里が、自分自身の言葉で立ち上がる回にしたかったところです。
優護が「依代じゃない」と言い続けてきたことを、今度は杏里自身が受け取って、自分の足で踏みしめて立つ。そこを描きたいと思っていました。
戦闘でも、妖狐の力に呑まれるのではなく、杏里が自分の判断でその力を借りている形です。
怖さは残っていても、もう守られるだけの子ではなくなってきたのだと思います。
血液サンプルは、後々の脅威として効いてくる予定です。
目の前の敵を退けても、危険は別の場所へ広がっていく。その不穏さを感じていただけたなら嬉しいです。
第3話 祓うしかない夜を越えてへの応援コメント
今回は優護の物語でしたね。これまで断片的に語られていた「なぜ退魔師を辞めたのか」がしっかり描かれていて、とても引き込まれました。誰かが間違っていたわけではない、それでも耐えられなかった――という苦しみが実に優護らしいです。
また、憑依を理解するためにイタコ修行へ向かう流れも好きでした。強くなるためではなく、相手を理解するために知識と技術を求めるところに、この作品の独自性がよく表れていると思います。戦闘能力ではなく「声を聞く術」を得るのも非常に象徴的でした。
そして宗二の登場で空気が一変しましたね。不穏なのに妙な存在感があり、優護とは対照的な「力を求める者」として強く印象に残りました。杏里を守るという優護の決意が、ここでさらに輪郭を持ったように感じます。
作者からの返信
ありがとうございます!
今回は優護が、過去の傷と改めて向き合う回になりました。
退魔師としての正しさを否定したいわけではないけれど、その正しさだけでは救いきれないものを見てしまった。だからこそ、杏里に対しても「祓う」以外の道を探そうとしているのだと思います。
イタコ修行も、強力な技を得るためというより、憑依された側の内側で何が起きているのかを知るためのものですね。
結果として得たものが、戦闘用の大技ではなく「声を聞く術」だったのは、優護らしい一歩かなと思っています。
宗二は、優護とは別の方向へ進んでしまった存在として、ここから火種になっていきます。
守るために知ろうとする優護と、既存のやり方に諦観を持ち、闇堕ちした宗二。その対比も見守っていただけると嬉しいです。
第2.5話 赤い鳥居の下でへの応援コメント
杏里視点だからこそ見えてくる心情がとても良かったです。卒業式で友人たちの「当たり前の未来」を眺めながら、自分の未来だけうまく描けない場面には胸が締め付けられました。
一方で、関東大社で働き始めてからの描写は温かいですね。掃除や授与所の仕事、参拝客とのやり取りといった何気ない日常が丁寧に描かれていて、杏里が少しずつ新しい居場所を見つけていく様子が心地よかったです。
そして今回は妖狐が実に可愛らしかったです(笑)。からかいながらも杏里を見守っているような距離感が微笑ましく、最後に優護へ向けて満足そうな反応を見せる場面も印象に残りました。赤い鳥居をくぐるラストは、新しい人生の入口を思わせる綺麗な締め方だったと思います。
作者からの返信
ありがとうございます!
基本は主人公である優護視点ですが、2.5話は杏里視点のエピソードになります。
杏里自身の視点にすることで、優護から見ているだけでは分からない「普通から外れてしまった戸惑い」や、それでも新しい居場所を見つけようとする気持ちを出せたらと思っていました。
卒業式は本来なら未来へ進む日ですが、杏里にとってはその未来が少し見えづらくなっている。
だからこそ、関東大社での仕事はただのアルバイトではなく、今の自分として立てる場所になっていく感じですね。
妖狐は杏里に対してはかなり好意的です。
優護(旦那さん)に対しては同担OK寄りの姿勢かもしれません。
第2話 君は依代なんかじゃないへの応援コメント
今回は戦いではなく、杏里という人物そのものに焦点が当たった回でしたね。「妖狐の依代」ではなく「雪代杏里」として見ようとする優護の姿勢が一貫していて、とても印象的でした。
特に「欠けてない」という言葉は良かったです。呪いの内容が重いからこそ、その一言に優護自身の痛みと優しさが込められているように感じました。
また、杏里の能力が次々と明らかになる一方で、本人はそれを喜ぶのではなく戸惑っているのも好きな描写です。最後に傷ついた子どもを自然に助ける場面で、彼女の優しさが能力よりも先に伝わってきました。そして紫宗二の登場、不穏な気配が実に良いですね。
作者からの返信
ありがとうございます。
優護は、杏里を「妖狐の依代」ではなく、あくまで雪代杏里という一人の人間として見ているので、自然とああいう接し方になったのだと思います。
優護の思考は
「君自身の痛みは、本当の意味では誰にも分からない。けれど、その痛みに寄り添うことはできる」
別の痛みを抱えてきた優護なりの、精一杯の思いやりでした。
そして紫宗二は、ここから静かに火種を置いていく存在になります
第1話② わっちの旦那さんへの応援コメント
神隠しの夜の記憶が蘇る場面、とても良かったです。第一話前半で感じていた既視感や「旦那さん」という呼び名が一気に意味を帯びてきて、優護の決意にも強い重みが生まれていました。
また、「依代ごと抑え込め」という退魔師側の論理と、杏里個人を見ようとする優護の視点の対比が印象的です。この作品の核になる価値観が、ここではっきり示されたように感じました。
そして三年という期限が与えられたことで、単なる救出劇ではなく「猶予のある運命との戦い」になったのも非常に魅力的です。最後の「彼女の中で泣いているものにも、手を伸ばす」という言葉が、この物語らしさをよく表していると思いました。
作者からの返信
ありがとうございます。
優護の忘れていた記憶――“神隠し”については、今後少しずつ触れていく予定です。
あの呼び名や約束がどこから来たのかいつか語れればと思います。
退魔師連合の上層部には、妖狐を人間側に引き込みたいという思惑があります。
ただ、それとは別に、優護自身が「祓って終わり」ではない道を望むことになります。
与えられた猶予は、およそ三年。
杏里だけでなく、その中にいるものにも手を伸ばしたい。
手の届く全部を救いたい。
そんな優護の“エゴ”を、見守っていただけると嬉しいです。
第1話① わっちの旦那さんへの応援コメント
冒頭の「妖狐決戦の時」から現在へ遡る構成がまず良いですね。優護がすでに何かを掴み取った未来を見せられているので、読んでいるこちらも自然と引き込まれました。
また、両親を失い、「普通に戻りたかった」と願いながらも空虚さを抱えている優護の姿が印象的です。その孤独の描写が丁寧だからこそ、杏里を見捨てずに救おうと決意する場面に強い説得力があります。
そして最後の「わっちの旦那さん」という呼び名。初対面のはずなのに、忘れていた約束を示唆するような不穏さとロマンがあって、とても惹かれました。
作者からの返信
板野さん、一気読みいただきありがとうございます。
冒頭の妖狐決戦は、いずれぶつかる運命である二人。第一部のクライマックスです。
彼は、トラウマになる事件があり一度折れた人間です。その上で両親を失って空っぽになりました。その空白の中で杏里と妖狐に出会ってしまう。そこから、もう一度退魔師の世界へ引き戻される始まりの回ですね。
「名前負け」という言葉も、優護自身の自己評価の低さと、これから背負っていくものの大きさに関わってくる部分なので、拾っていただけて嬉しいです。
妖狐が執着する理由も少しずつ明かしていければと思います。
第1話① わっちの旦那さんへの応援コメント
冒頭“天敵になった”という強烈な引きから時系列を遡り、大きな喪失を迎える主人公。
杏里と出会い、(冒頭で書かれたこの杏里の姿をした妖狐、というのも物語の核っぽいですね)再び退魔師の世界へ……。優護の過去に何があったのか、杏里に憑依したのは何なのか、「名前負けだ」という優護の言葉とその名前の意味から色々勘繰ってしまいますが……とても強い1話でした!こちらの作品も読ませていただきます!
作者からの返信
ありがとうございます!
冒頭の「天敵になった」から、優護がどうしてそこへ至ったのかを遡っていく形にしたかったので、そこを引きとして受け取っていただけて嬉しいです。
杏里の姿をした妖狐も、この物語のかなり大事な核になります。
“杏里を救う”だけでなく、“その中にいるものとどう向き合うのか”が、優護にとって避けられない問題になっていきます。
「名前負け」と言っていた優護が、本当に誰かを守れる男になれるのか。
そのあたりも含めて、見守っていただければ幸いです。
ここだけの話、妖廻妖狐の物語は鉄平本編にも関係してきます。
読まなくても楽しめる仕様ですが、知ってるとニヤニヤできる。そんな繋がりです。
第28話 小さな家族写真への応援コメント
涙を拭うクロエ、優しく微笑む杏里さん、そしてそっとマフラーを整えてありがとなと呟く優護さん。
姿は見えなくても、弟くんは間違いなくこの家族の中心にいて、みんなと一緒に未来へ進むのだと確信できる演出でした。
作者からの返信
ありがとうございます!
ぬいぐるみを並べる場面は、優護たちがここまでの出来事を“家族の形”として受け止め直すシーンにしたかったところです。
弟くんはもう以前のように表へ出てこられなくても、彼が残してくれたものは優護の中にも、クロエの中にも、杏里たちの記憶の中にもちゃんと残っている。
最後にオオカミのぬいぐるみを添えることで、「いない」のではなく「一緒にいる」と伝わる形になればいいなと思っていました。
そこを感じ取っていただけて嬉しいです。
第27話 完全決着《パーフェクトアンサー》 への応援コメント
優護さんの嫁になる覚悟を決めたクロエだからこそ、同じ不老の孤独を知る者として、ルミナスに私たちの子供(未来)を一緒に守ろうと手を差し伸べられる……。
この包容力こそがクロエなんだよ……。
作者からの返信
ありがとうございます!
クロエは最初こそ敵として現れましたが、杏里たちに受け入れられて、食卓の温かさや「消えなくていい」と言われる救いを知った子なんですよね。
だからこそ、ただ奪う側でも、嫉妬する側でもなく、今度は誰かに手を伸ばせる側になれたのだと思います。
ルミナスとは“不老”や孤独という部分で通じるものがあるからこそ、否定するのではなく「一緒に未来を守ろう」と言える。
クロエが家族の中で得た慈愛が、ちゃんと次の誰かへ向かっている場面として受け取っていただけて嬉しいです。
第26話 絶望の底で目覚める慈愛《トリガー》への応援コメント
「戻るんだよ」
オオカミのぬいぐるみから抜け出し、クロエにいつもの笑顔で語りかける弟くんの姿。
彼がこのチームにどれほど温かい光をくれていたかが、この一言に詰まっていると感じました。
魂を掴む力ソウルセイヴは、相手を支配する術じゃない。
……戻ってこいと願う心を、形にする術。
この気づきによって、ソウルセイヴという術の格が一気に神聖なものへと引き上げられました。
壊すための血刃を必要とせず、ただ救うために右手を開く優護さんの構えが格好いいです。
作者からの返信
ありがとうございます!
弟くんは優護と同じ魂から生まれた存在なので、自分を優護へ戻す触媒となることで、クロエの回帰術が届くための道を作った形です。
クロエの回帰術だけでは足りなかったところに、弟くんが自己犠牲で一つになることで、ようやく優護を引き戻せた。
あの場面は、弟くんの温かさと覚悟、そしてクロエの「助けたい」という想いが重なった場面として書きました。
血刃ではなく、救うための手が繋がっていく流れを感じ取っていただけたなら嬉しいです。
第25話 プロポーズへの応援コメント
「君と一緒に歳を重ねて、いつか老いて、子どもたちに未来を託して……共に往くことだ」
静流さんから教わった普通の積み重ねが戦う力になるという教えが、ここで形として出ていて好きです。
終わりがあるからこそ、今この一瞬が愛おしい。
その人間としてのプライドを大妖怪に叩きつける姿は、これ以上ないほど格好いいプロポーズの返答でした。
作者からの返信
ありがとうございます!
優護にとっての幸せは、永遠に固定された楽園ではなく、食べて、笑って、歳を取って、いつか次へ託していくものなんですよね。
静流さんから受け取った「普通の積み重ね」が、ここでようやく優護自身の答えになった場面だと思います。
妖狐の誘いは甘くて魅力的ですが、それでも優護は人としての有限の生を選ぶ。
その返答をプロポーズへの返事として受け取っていただけたなら嬉しいです。
第24話 特別任命《アサイン》への応援コメント
夜明けの街灯の下、赤黒い血刃の光と、金色の狐火が交差する。
もう逃げないと決めた優護さんが、この欲張りな約束をどう果たしてみせるのか……。
作者からの返信
ありがとうございます!
ここまで来て、優護はようやく「祓うか、呑まれるか」ではない、自分だけの答えを選びに行く段階まで来ました。
かなり欲張りな約束ですが、彼にとっては杏里だけを救って終わりでも、妖狐だけを切り捨てて終わりでも駄目なんですよね。
血刃と狐火がぶつかる場面は、力の衝突であると同時に、優護と妖狐の価値観のぶつかり合いでもあります。
逃げ続けてきた男が、今度こそ誰も取りこぼさないためにどこまで手を伸ばせるのか、見守っていただけると嬉しいです。
第23話 三賢人プレゼンへの応援コメント
「俺は、あの時のあなたを否定したいわけではありません。あの場では、あれが最善だった。だから静流さんは生き残った。でも、今の俺には別の手段があります」
師匠への最大の敬意を払いつつ、自分の新境地を示す優護さんのセリフが本当に大人で、かつ熱いです。
守るために傷つけるしかなかった過去を、超えていく覚悟が詰まっています。
「なら、今度こそ嫁を連れ戻してこい」
ぶっきらぼうながらも、燕路さんなりの最大の激励です。自分は救いきれなかった妻(嫁)という存在を、お前なら救えると信じて託した、師弟の絆の深さに目頭が熱くなりました。
作者からの返信
ありがとうございます!
優護にとって燕路さんは、今でも越えるべき壁というより、尊敬している師なんですよね。
だからこそ、過去の選択を否定するのではなく、その上で「今の自分なら別の道を選べる」と言えるところまで来たのが、彼なりの成長だと思います。
燕路さんの言葉も、不器用ですが最大限の信頼を込めた送り出しでした。
自分には届かなかった場所へ、弟子なら手を伸ばせるかもしれない。
そう思って託してくれた場面なので、師弟の関係性を感じ取っていただけて嬉しいです。
第22話 これが、俺の物語だへの応援コメント
重厚な回想から現代に戻り、ポップコーンを食べているクロエと弟くんの姿を見たときは、優護さんと同じように温度が戻るのを感じてホッとしました。
作者からの返信
ありがとうございます!
かなり重い過去回想だったので、現代に戻った瞬間に少し空気が抜けるようにしたかった場面でした。
クロエと弟くんがいつも通りの温度でいてくれることで、優護も過去に沈みっぱなしにならずに戻ってこられるんですよね。
深刻な話を受け止めつつ、ちゃんと今の居場所に引き戻してくれる。
あの二人は優護にとって、かなり大事な“現在”の象徴なのかもしれません。
第21話 焼けつく痛みへの応援コメント
守りたい人ごと、焼くしかないという退魔師の限界。
それが一体どれほど優護さんと宗二さんの心を引き裂いたか……。
作者からの返信
あの出来事は、優護にとっても宗二にとっても、「正しい退魔とは何か」を根本から揺さぶる事件だったと思います。
目の前の被害を止めるためには必要だった。けれど、その代償を見てしまった以上、何も感じずにいられるはずがない。
優護はそこから逃げる道を選び、宗二は別の力に手を伸ばしてしまった。
同じ傷を見た二人が、まったく違う方向へ壊れていった感じですね。
その痛みを感じ取っていただけて嬉しいです。
第20話 同期との修行時代への応援コメント
「ご飯を食べること、笑うこと……そういう普通の積み重ねが、戦うときの力になる」
この言葉こそが、現在の優護さんが妖狐の不死を拒み、人としての限りある生を愛そうとする信念の根源であることが分かる良いセリフでした。
作者からの返信
優護にとって「普通に生きること」は、ただ平穏に逃げ込むためのものではなくて、誰かと食べて、笑って、日々を積み重ねていくことそのものなんですよね。
だからこそ妖狐の提示する「永遠に二人でいる幸せ」とは、どうしても噛み合わない部分があります。
限りがあるからこそ、その一日一日を大事にする。
その価値観が、優護の戦う理由にも、杏里たちと向き合う姿勢にも繋がっていると思います。
そこを拾っていただけて嬉しいです。
第18話 嫉妬に解ける封印への応援コメント
(真っすぐで、優しくて……見てて飽きなかったよ)
敵であるはずの妖狐が、優護という人間の生き様に魅了されていたという告白。
この一言から、二人の関係は術者と器を超えたもので、切ない絆であるかのように感じられる。
作者からの返信
ありがとうございます!
妖狐にとって優護は、ただ利用できる相手でも、偶然出会った人間でもなく、ずっと見ていたくなる存在だったのだと思います。
真っすぐで、優しくて、でも弱さもあって、それでも誰かを助けようとする。そういう優護の在り方そのものに、妖狐は惹かれていった感じです。
だからこそ、彼女の感情は単純な敵意や執着だけではなく、憧れや寂しさも混じったものになっています。
その切なさを感じ取っていただけて嬉しいです。
第17話 デートの途中なんだよ!襲撃の陰陽師への応援コメント
宗二は、優護が退魔師から逃げ出した過去を知る人物であり、彼の負い目や逃げを体現する存在かもしれない……。
作者からの返信
ありがとうございます!
宗二は優護の過去を知っているからこそ、ただの敵というより、優護が見ないふりをしてきたものを突きつけてくる存在でもあります。
同じ場所にいたはずの二人が、別々の形で逃げて、別々の道に進んでしまった感じですね。
宗二自身にも、昔話がありますので、そのあたりも今後触れていけたらと思います。
優護との対比も含めて、見守っていただけると嬉しいです。
第16話 特訓成功、迫る嫉妬の影への応援コメント
妖狐の独白。
これはただの冷酷な存在でなく、かつて優護が自分に向けてくれた言葉を記憶しそれに固執している姿は、どこか人間以上に人間らしい執着を感じさせている。
作者からの返信
妖狐は冷酷な怪異というより、優護からの言葉や約束をずっと抱え続けている存在として書いています。
だからこそ、彼女にとっての理想は「優護と共に不死になり、永遠に二人でいること」なんですよね。
その価値観から見ると、杏里はまだ受け入れられる部分がありますが、クロエはかなり厄介な存在です。
優護の隣に立ち、相棒として支え、しかも優護自身を変えていく。妖狐からすれば、自分の“永遠の二人”という理想をかき乱す存在でもあります。
冷たさよりも、執着と寂しさの強いキャラとして感じてもらえたなら嬉しいです。
第15話 神頼み、回復の兆し!?への応援コメント
変えてほしいではなく進むための道がほしいという願いこそが、優護が本当の意味で大人になった証拠なんだなと感じた。
作者からの返信
ありがとうございます!
優護にとってあの願いは、「都合よく全部変えてほしい」ではなく、前に進むための足場を求めるものだったのだと思います。
男性不妊の回復も、単なる奇跡やご褒美ではなく、後々の価値観のぶつかり合いに向き合うために必要な要素でした。
優護は「限りある命を繋いでいくこと」に価値を見ているので、そこが完全に閉ざされたままだと、妖狐の「永遠に二人でいればいい」という誘いに対して、心のどこかで言い負けてしまう可能性があったんですよね。
だからこそ、少しでも未来へ繋がる可能性が見えたことが、優護の精神的な安定にもなり、結果的に術にも良い影響を与えたのだと思います。
そこを「進むための願い」として受け取っていただけて嬉しいです。
第14話 停滞の夜、相棒の朝への応援コメント
クロエがマスター」ではなく相棒という言葉を選んだのは、彼女にとっても自分自身のアイデンティティを確立する決定的な瞬間だったのだろう。
作者からの返信
ありがとうございます!
クロエにとって「マスター」は今後も大事な呼び名ですが、あの場面で「相棒」と言えたのは、彼女がただ命令される側ではなく、隣に立つ存在になれた瞬間だったのかなと思います。
呼び名が変わったというより、クロエの中に「マスター」と並んで「相棒」という関係性も増えた感じですね。
その変化を感じ取っていただけて嬉しいです。
第13話 初めての歌と、静かな嫉妬への応援コメント
「……その想いが報われなくても、それで自分が変われるなら、ちゃんと意味があると思う」
杏里の言葉は、クロエへの慰めであると同時に、自分自身に言い聞かせているようにも聞こえた。
またそれと同時に、誰かを想う痛みさえも肯定する彼女の美しさが、逆に妖狐の嫉妬を際立たせているのかも……。
作者からの返信
ありがとうございます!
杏里は、自分の中に妖狐がいて、そこからクロエも生まれたことをかなり大きく受け止めている子なんですよね。
だから二人を完全な他人や恋敵というより、「もう一人の自分」や「自分から分かれた感情」として見ているところがあります。
そのぶん、クロエの想いも妖狐の嫉妬も否定しない。
むしろ「好きになったこと自体に意味がある」と言えるのは、杏里の正妻としての余裕というか、懐の深さなのかなと思います。
妖狐からすると、その優しさが眩しくて、少し面白くないのかもしれませんね。
第12話 秘密の共同戦線への応援コメント
派手な戦闘の裏側で行われる地味な反復訓練、そしてこれこそが優護たちを最強にするための唯一の道であるという理屈……。
確かにそうだと思わされる。
作者からの返信
ありがとうございます!
優護たちは才能や火力だけで押し切れるタイプではないので、結局はPDCAを回して、気付きを次回にフィードバックするやり方で前に進みます。
派手な術式や決戦の裏で、地味な記録と反復が効いてくる。
その積み重ねが、あとでちゃんと強さとして返ってくるように描いていきたいです。
第11話 浄化の光と新たな家族への応援コメント
クロエにとって、味噌汁の温かさは、生きている実感そのものだったんだろうな……。
作者からの返信
ありがとうございます!
クロエは霊体寄りの存在ではありますが、実体化すれば普通に食事もできます。
なので、あの味噌汁の温かさは「食べられる」「味が分かる」「誰かと同じ食卓にいられる」という、クロエにとって初めての実感だったのだと思います。
戦うためでも、誰かの代わりになるためでもなく、ただ朝ごはんを食べていい。
その何気ない日常が、彼女にとっては大きな救いになったのかもしれません。
第10話 S市事変。夢の終わりへの応援コメント
「……あたし、消えなくていいの?」
勝利や復讐ではなく、ただ自分の存在を許されたことへの戸惑い。
彼女が初めて流したその涙は、彼女が人工悪魔から一人の人間へと変容した証のように感じた。
作者からの返信
ありがとうございます!
クロエはこれまで、誰かの代わりになるか、誰かを消すかでしか自分を保てなかった子なので、あの場面で初めて「戦わなくても、勝たなくても、ここにいていい」と受け取った感じです。
今回は弟くんが止めてくれたことで、優護もかつて杏里に言った「君は依代じゃない」という言葉を思い出せたのだと思います。
杏里を一人の人間として見た時と同じように、クロエも代用品や人工悪魔ではなく、“クロエ”として受け入れる。
また一人、皆のそばに居場所を見つけられたなら嬉しいです。
第9話 S市事変。黒き夢は本物を憎むへの応援コメント
彼女にとって、この街の明るさはすべて奪われたものの象徴であり、憎悪を煮詰めるには十分すぎる環境ということなのか……。
エグいな……。
作者からの返信
ありがとうございます!
クロエにとってこの街は、杏里が“普通に生きていた場所”であり、自分には最初から与えられなかったものが詰まった街なんですよね。
だから、明るい商店街や楽しそうな人たちの姿も、彼女には眩しい景色ではなく「自分だけが外側にいる」と突きつけてくるものになっています。
その劣等感と憎悪が煮詰まった結果が、あの「本物を消すしかない」という思考に繋がっている感じです。
エグいと言っていただけたなら、クロエの痛々しさが出せていたのかなと思います。
第8話 黒を纏う少女への応援コメント
「偽物は……本物を消すしか、生き残れないんだよ」
……なんかゾクッとした。
作者からの返信
ありがとうございます!
クロエにとってあの言葉は、ただの敵意というより、自分の存在理由そのものを絞り出した叫びに近いです。
“黒衣のA”として作られた以上、本物である杏里を消さなければ自分は存在できない――そう思い込まされている。
ゾクッとしてもらえたなら嬉しいです。クロエの歪みと悲しさが出る場面にしたかったので。
第7話 式神・弟くんと妖狐の口づけへの応援コメント
不死身になって誰にも邪魔されずに一緒に暮らそう、なんていう甘く切ない誘い。
妖狐にとっての救済とは、封印を解いて元の力を取り戻すことではなく、優護と共に永遠を生きることなのかも……。
作者からの返信
ありがとうございます!
妖狐にとっては、永遠に一緒にいられることこそが救いなんですよね。
封印から解放されること以上に、優護と離れずに済む形を求めている感じです。
ただ、優護の理想はそこから少しズレていて、限りある命を生きて、次の世代へ繋いでいくことに価値を見ています。
妖狐は「二人で永遠」、優護は「限られた時間の中で未来へ託す」。
この価値観の違いが、二人が惹かれ合いながらもぶつかる理由になっていくと思います
第6話 狐の嫁入り、初恋の神隠しへの応援コメント
自身の魂に触れる術を会得するために、過去の自分を呼び戻すという力技。
妖狐の秘術とはいえ、リスクの塊のような方法じゃないか……。
けどその強引さこそが、三人の関係の絆の深さを表しているのかも。
作者からの返信
ありがとうございます!
今回の方法はかなり力技ですね。
少し補足すると、優護が目指しているのは「自分の魂に触れる術」そのものではなく、最終的には他者憑依の強制解除です。
ただ、その入口としてまず必要なのが、自分自身への憑依――いわば自己憑依の感覚を成立させることでした。
この世界の術式は、適性だけで決まるというより、一度でも成立した“実績”があると、そこに後から道ができます。
川に水が流れたから川筋ができる、みたいなイメージですね。
なので妖狐は、自然現象を利用してかなり強引にその最初の一回を作ろうとしました。
その狙いは果たして……
第5話 護衛でも監視でもなくへの応援コメント
元退魔師と妖狐の少女、という重い設定から始まったが、終わってみれば三人の奇妙で温かい愛の物語のプロローグとして完璧な着地だった。
紫宗二の暗躍や血液サンプルの謎など、不穏な種火はまだ残っているが、今の優護と杏里なら、どんな荒波も乗り越えていけそうな気がする。
作者からの返信
ありがとうございます!
最初はかなり重い出会い方でしたが、優護と杏里、そして妖狐の関係が、ただの憑依や敵対ではないと受け取って頂き嬉しく思います。
不穏な火種はまだ残っていますが、残された問題にどう向き合っていくのかを書いていけたらと思います。
第4話 私は依代じゃありませんへの応援コメント
手に汗握るバトルからのちょっとした二人の安らぎ、そして突き落とされるような不穏な予感……。
緩急のつけ方が見事で、物語のスケールが一段階上がった感じがします。
次は、奪われた血がどんな惨劇を呼ぶのか、あるいは連合内の内通者探しが始まるのか……。
作者からの返信
ありがとうございます!
戦いが終わって少し息をつける……と思ったところで、まだ終わっていない火種を置く形にしてみました。
優護たちにとっては目の前の危機をしのいだつもりでも、敵側は別の目的を達成している、という嫌な流れですね。
奪われた血も、連合側の不穏さも、ここからじわじわ効いてくると思います。
束の間の安らぎごと揺さぶっていく展開になりますので、引き続き見守っていただけると嬉しいです。
第3話 祓うしかない夜を越えてへの応援コメント
優護の内面が掘り下げられたことで、物語に一本の太い芯が通ったように感じた。
過去のトラウマである師匠の選択を、否定するのではなく自分は別の道を行くと定義したのが良かった。
作者からの返信
ありがとうございます!
優護は過去から逃げていた男ですが、だからといって過去そのものを否定したいわけではないんですよね。
師の選択が間違いだったとは言えない。けれど、自分まで同じ答えを選ぶ必要はない。
その整理がついたことで、ようやく優護自身の戦う理由が見えてきた回だったと思います。
そこを汲み取っていただけて嬉しいです。
第2.5話 赤い鳥居の下でへの応援コメント
杏里がただ守られるだけじゃなくて、自分で小さな呪霊を追い払えるくらい一歩踏み出したのが嬉しい変化だった。
旦那さんという呼び名が、妖狐の所有欲と、杏里の淡い恋心の両方を孕みながら響くのが、この作品ならではの醍醐味だとも感じた。
二人の新しい居場所での日々が、少しでも長く穏やかであってほしい……。
作者からの返信
ありがとうございます!
杏里はまだ怖さも戸惑いも抱えていますが、それでも少しずつ「守られるだけではない自分」を見つけていく子として描いています。
「旦那さん」という呼び名も、妖狐だけのものに見えて、杏里の中にも少しずつ波紋を広げていくものなので、そこを感じ取っていただけて嬉しいです。
穏やかな日々が続いてほしいですね……続いてほしいんですが……。
第2話 君は依代なんかじゃないへの応援コメント
杏里が旦那さんって呼ぶと安心するって言ったときに、内側の妖狐がザワつく描写。
これは私の旦那を勝手に呼ぶな的な嫉妬なのか、それともよく言った!っていう共鳴なのか……。
妖狐が単なる悪役じゃなくて、杏里の感情にリンクしてる気がして、今後の一人と一匹の関係性がどうなるのか、とても気になります。
作者からの返信
ありがとうございます!
妖狐は杏里に対しては、意外と「取るな!」というより「同担歓迎」ではあるようです。
旦那さんへの感情を杏里が持つこと自体は、むしろ歓迎寄りというか、同じものを大事にしている相手として見ている部分があります。
ただ、妖狐自身もまだ感情の整理がついていないので、そのざわつきが嫉妬なのか共鳴なのか、少しずつ見えていく形になると思います。
第1話② わっちの旦那さんへの応援コメント
優護が杏里に今日から、君の旦那さんだと答えるシーン。
これは単なるロマンスではなく、彼女が抱える妖狐という呪いごと、人生のすべてを引き受けるという凄まじい決意の表明だと感じた。
元退魔師としての自分を捨てきれなかった彼が、初めて自分のための戦いではなく誰かのための居場所になることを選んだ。
その不器用ながらも真っ直ぐな優しさが胸を打つ話だった。
作者からの返信
ありがとうございます!
あの場面は、優護が杏里を“依代”ではなく一人の人間として受け止める覚悟を言葉にしたシーンでした。
退魔師から逃げた彼が、もう一度誰かのために踏みとどまる。その不器用さと真っ直ぐさが伝わっていたなら嬉しいです。
第1話① わっちの旦那さんへの応援コメント
退魔師としての非情さを捨てきれず、かといって普通の人にもなりきれない優護の、優しすぎるがゆえの強さがこれからどう開花していくのか。
作者からの返信
ありがとうございます!
優護は綺麗に割り切れるタイプではなく、退魔師にも一般人にもなれない半端さを抱えた主人公なので、そこを見てもらえて嬉しいです。
その迷いや甘さが、これからどういう力になるのか見守っていただければ幸いです。
第3話 祓うしかない夜を越えてへの応援コメント
優護が「逃げた理由」とちゃんと向き合う回で良かったー…。
燕路と静流さんの過去があるから、優護が杏里を“祓うしかない”で終わらせたくない理由に重みが出てますね。
特に「正しいことをしたはずなのに、大切な人が壊れることがある」ってところ、かなり刺さります。
神主さんの「お前だけの道を歩め」も、優護が師匠のコピーじゃなく、自分の救い方を探す流れになってていいですね。
イタコ修行で万能にならず、適性なしって言われるのも逆に好印象でした。都合よく何でも覚えたらまたチート福袋かーってなりますしね。
最後に宗二が出てきて、杏里を狙う宣言するのも引きが強い!
三年待たずに火種来たな…!って感じでした。
作者からの返信
感想ありがとうございます!
優護が退魔師を辞めた理由と、杏里を“祓うしかない”で終わらせたくない理由が伝わっていたなら嬉しいです。
イタコ修行も、万能化ではなく「別の道を探すための一歩」として書きたかったので、そこを拾っていただけてありがたいです。
宗二もここから火種を投げ込んでくるので、引き続き見守っていただければ幸いです。
第2話 君は依代なんかじゃないへの応援コメント
杏里が一気に“守られる子”から“怖くても自分を知ろうとする子”になってて…良いですね。
特に「依代なんかじゃない。雪代杏里だ」って優護が言い切るところ、タイトル回収として刺さります。
そして雑にヒロインを特別素材扱いしないのが、また。人間すぐ希少個体を実験台にしますから。
杏里の回帰術も、便利能力じゃなくて「普通に戻れない怖さ」とセットで描かれてるのが上手いなと。
創の研究者っぽい軽さも場を動かしてて好きです。
最後の「ちゃんと見ていてください」からの優護の決意、関係性が一段深くなった感じがしました。
作者からの返信
感想ありがとうございます!
杏里を“守られるだけの子”ではなく、怖くても自分と向き合う子として描きたかったので、そこを拾っていただけて嬉しいです。
「依代なんかじゃない。雪代杏里だ」は優護の大事な線引きなので、刺さったならよかったです。
回帰術も便利能力だけでなく、怖さ込みで描いていきたいです。
第1話① わっちの旦那さんへの応援コメント
あれ??私これ前に読んだはず…?
デジャブなのか…
でも未読みたいなマークになってました。
なんでだろ……
書き直しました??👀
作者からの返信
読みに来ていただきありがとうございます🙇♂️
今回リテイク版でして、物語の導入部分を「誰が、何のために、何をするか」中心に直しています。
既視感があるのはそのせいだと思います。
第6話 狐の嫁入り、初恋の神隠しへの応援コメント
ここまで拝読いただきました。
第1話② わっちの旦那さんへの応援コメント
妖狐は強いのかな( ゚Д゚)
作者からの返信
コメントありがとうございます!
妖狐は強いです( ゚Д゚)
正面からやったら人間側に勝ち目なしです。
不意打ち、騙し討ち、卑怯な手段まで込みでようやく勝負になるレベルですね。
旦那さん、頑張れ……!
第1話① わっちの旦那さんへの応援コメント
なるほど( ゚Д゚)
最初の数行がプロローグ的な感じですかな(*'ω'*)
作者からの返信
先に物語後半のクライマックスシーンをチラ見せしてからの、
本編スタートする形式を採用しましたm(_ _)m
第2.5話 赤い鳥居の下でへの応援コメント
杏里がどういった世界に入り込んでいったのかがよく表れた回でした。
元の日常には戻れないものの、新たな世界に自分を見つけていく描写が印象的でした。強い子やで……!
なんだかんだで妖狐ともやりとりできてて優護への思いの変化がバレてるのが面白かったですw
作者からの返信
ありがとうございます。
この回は、杏里がもう元の日常には戻れない中で、それでも新しい場所に自分の居場所を見つけ始める回として書きました。
怖さや戸惑いはありつつも、ただ守られるだけではなく、自分でこの世界と向き合おうとしているところが杏里の強さかなと思っています。
妖狐も封印されているとはいえ、完全に黙っているタイプではありません。
内側からちょっかいをかけたり、杏里の意識が薄い時に顔を出したりと、案外自由に存在感を出してきます。
優護への気持ちの変化も、杏里本人より先に妖狐が面白がって見抜いている感じですね。
この二人の内側でのやりとりも、今後少しずつ関係性の変化に繋がっていくと思います。