第一話の冒頭から、ビルのガラスを突き破って飛び出した女子高生ASUCAが敵エージェントの首をへし折るという、容赦のない戦闘描写が展開される。「フル・アダプター」というナノマシン完全適合者の設定が、その超人的な動きに説得力を与えていて、読んでいてテンションが上がる。
ネオンとホログラムが小雨に濡れるニュートウキョウシティという舞台設定が緻密で、22世紀のサイバーパンク世界の空気感が冒頭から濃厚に伝わってくる。
ハード・バイオレンスという宣言通りの骨太な描写と、女子高生ヒーローというキャラクター設定の組み合わせが新鮮で独特の吸引力がある。