このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(216文字)
閉ざされた思い出の箱の中、鍵がそれを封印する。彼は悪戯にそれをこじ開けたりはしない。鍵と語り合い、鍵の声を聴く。開けていいのかと聞く。そうして、ようやく鍵が解かれたとき、止まった時間が動き出す。依頼人の目からは涙が溢れ出し、鍵と真摯に向き合う男に敬意を払わずにはいられない。鍵とは単なる封じるための道具じゃないと思わせてくれる、とても繊細な物語です。おすすめします!