私は知らなかったのですが、最近、ヌラリヒョキヌゲネズミモドキ――略してヌラキモという生物が人気らしいです。
SNSで話題になっているんだとか……。
見た目はハムスターに似ていて人懐っこいみたいです。
だからでしょうか、かなり可愛がる人が多いみたいです。ちょっと異常に見えるほど……。
ヌラキモの幼体はとても小さく、魚の鱗の隙間に棲みつくようで、宿主から養分を吸い取り、ある程度の大きさまで成長すると、水から陸に出てハムスターのような姿へとなるようです。
そのため、淡水魚を飼っている家にいつの間にか現れるんだとか。
まだまだ謎の多いヌラキモに対し、取材陣は杉並三太夫という生物学の教授に密着するのですが、だんだん恐ろしいことが判明していきます。
かわいいからって油断していると、とんでもない目に遭いますよ……?
近頃、巷では「ヌラリヒョキヌゲネズミモドキ」――通称ヌラキモという生き物がブームだそうです。
ペットショップで売られていたりブリーダーさんが繁殖させているわけではなく、何と突然家に現れるのだそう。
ハムスターに似ていてたいへん可愛らしく、知能も高くて飼い主の真似をするのが好きだそうです。
このヌラキモの研究をしている杉並教授に密着した取材陣。
取材をつづけるうちに、ヌラキモの驚くべき生態が明らかに――!
でも大丈夫。こんな可愛らしい生き物がテーマなのですから、恐ろしい展開になどなるはずがありません。
ラストもきっと幸せなものになるはずです。
えっ、「ホラー」タグがついているって? それはたぶん見間違いでしょう。
ヌラキモ、早く私のところにも来てくれないかなぁと思いながら、毎晩ハムスター動画を観ています。
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この謎の生物の正体は、そして生態はどんなものか。事実の断片が一つ一つ見えてくるごとに、考察せざるをえなくなります。
ヌラリヒョキモゲネズミ。ちょっとしたハムスターくらいの大きさの生き物。だが、それが具体的にどんな生き物なのかは不明。
これまでにそれを飼っていた人々の様子を窺うと、どうも奇妙な事実が散見される。
『ヌラキモ(ヌラリヒョキモゲネズミ)を飼った人間は、なぜか異常なくらいにペットに執着するようになる』
『ヌラキモはオスなら男性に、メスなら女性に懐く性質を持っている』
『ヌラキモを飼った人間以外にも、存在を知っただけで強く興味を惹かれる者もいる』
『ヌラキモがある日忽然と姿を消すことになるも、なぜか飼い主たちはそのことを気にしない』
このような不思議な事実の数々。
とにかく、この生き物は「傍から見てて異常に思えるくらい、飼い主の心を強く引き付ける魅力があるらしい」ということ。
名前の中に「ヌラリヒョ」とある点で、日本妖怪の「ぬらりひょん」の存在などを思い出させられます。
老人のような姿をしていて、ふらっと家の中に現れたかと思うと、気が付くと「一家の主」のような顔で住人たちを支配してしまう存在。
それと似た名前を持つこの生き物も、どうやら「飼い主の心を徹底的に掴み、自分に仕える下僕のようにしてしまう」という事実が見える。
果たして、この生き物はなんなのか。この生き物を飼い続けることは安全なのか。飼い主たちはどんな運命を辿るのか。
「珍獣の研究と観察」を行った果てに見える怪異な出来事。
世の中にまだまだ存在している未知。その奥深さに強く心を惹かれる秀逸なモキュメンタリーホラーです。
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