十本のライラック。重ねてきた年月の分だけ、幼馴染へ贈る優しい花束。軽口を投げ合いながら、つないだ手は離さないまま。花束からこぼれる甘い香りは、隠しきれない彼女の想いのありか。彼は、香りの向こうに見つけることができるのだろうか。