本作は、なんといっても、タイパです。
短編なのに、それ以上の満足感があるためです。
そして、最大のユニークポイントは、事件より「弁当」を最優先する強烈な一点突破力です。
作者様の発想力に脱帽です。
かくいう私も、隙間時間の息抜きに読み始めたところ、「今回の弁当は?」とすでに期待値を高められている状態です。
舞台装置としては、密室殺人や爆弾解体といったシリアスな事件が用意されていますが、すぐに「お弁当の前では二の次」になってしまうコメディ展開が非常に斬新です。
作者様自身がとてもユニークな方なのだと感じます。
凶悪な難事件をもすべて「お弁当のついで」にしてしまうブレない警部の日常を、1話3分で軽快かつコミカルに楽しめる新感覚の満腹ミステリー。
ミステリーに興味がある方はもちろん、ない方でも存分に楽しめるそんな一作です。
おすすめいたします。