台風の雨音にのせて語られるのは、自分を縛る「仮面」を脱ぎ捨てた作者さまの、静かで力強い解放の物語(最新話)。
かつて他人の言葉を信じ、大好きなロックやメタルへの情熱に蓋をして生きてきた彼女の葛藤。
無理くり他人に合わせることの苦しみを乗り越えた先で、「自分らしく生きる」ことの本当の心地よさに辿り着き〼。
過去の頑なだった自分を肯定し、今では他者からの新しい影響をも柔軟に愉しめるようになった様子が、とてもキラキラと描かれてい〼。
ネパール人の同僚との心温まる交流のエピソードは、偏見を持たずに一歩踏み出すことの豊かさを、鮮やかに教えてくれました。
世間の目やリスクを冷静に見極めつつも、自分の「好き」を信じるその姿勢は、成熟した大人のしなやかな強さを感じさせてくれ〼。
「他人に合わせて生きるより、本来の自分自身で居る方が、世界が広がる」という言葉は、同じように自分を抑え込んで生きている人の心に優しく灯ることでしょう。
エッセイのタイトル『ロックとカフェラテ』が象徴するように、作者さまが紡ぐ世界は激しさと温かさが心地よく同居して〼。
この作品は、至高のセルフラブ・エッセイです。
ぜひ。