このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(222文字)
合理と好奇心で動く主人公の在り方が印象的で、錬金術を通して世界の仕組みに触れていく展開に引き込まれました。無自覚に常識を壊していく流れも面白く、この先どこまで影響を広げていくのか気になります。
無機質で静謐な空間描写が印象的で、物語の導入として強い引き込みを感じました。転生前の研究者としての背景と錬金術師という選択が自然に結びつき、主人公の軸が明確に描かれています。軽妙な“神”との会話も雰囲気を和らげつつ、世界観の奥行きをさりげなく提示していて魅力的です。「好奇心が運命を決める」という一言が作品全体のテーマを端的に示しており、印象に残りました。ラストの転生シーンも余韻があり、これから始まる物語への期待をしっかり高めてくれます。