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嘘と桜とレモネード

嘘と桜とレモネード

鈴木まる

おすすめレビュー

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★★★
★81
27人が評価しました
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本文ありのおすすめレビュー

  • 山龍遼士郎
    297件の
    レビューを投稿
    ★★★ Excellent!!!

    声に出せない願いを、あの春にそっと。

    ――桜の花びらをレモネードに浮かべて飲むと願いが叶う。

    なんて、健気なんでしょうか!かわいい!!

    でも、幼いころは、そんな願いを声に出して言えた二人が、中学生になった今はもう同じようには言えない。
    だからこそ、最後に「嘘」という形に変わっていくところが、とてもよかったです。
    でも、この「嘘」はほんとうになるかもしれない、という点も!

    春香の願いが最後まで明かされないところも個人的には好きです。
    颯太と同じ願いだったのか、それとも別の願いだったのか。そこを言い切らないからこそ、読み終えたあとに余韻が残りました。

    言葉にできなかった願いを、桜とレモネードごと飲み込む。
    静かで甘酸っぱい、別れの前の一場面。
    王道ですが、爽やかさのある一作でした。

    • 2026年5月6日 18:13