序章から一気に引き込まれた。 前世で身動きもできず、モニターだけが世界だった少年が、生まれ変わった先で海底という全く新しい「自由」を手に入れる。その対比が鮮烈で、読んでいてジンとくる。「生きている実感」というテーマが、サメに食われて再生する場面や、ウニの甘さに感動する場面など、あらゆるシーンに静かに息づいていて、派手なバトル描写の中にも確かな体温がある。