非常にソリッドで、それでいて心の奥にチクリと刺さる余韻を残すシネマの様です。「うまく飲み込めない何かが、ずっとそこにある。名前も分からないまま、残っている」この台詞から伝わってくるのは、現代を生きる私たちが誰もが抱えている、あの「形にならない空虚さ」。「もう少し吸えば楽になる気がして、少しだけ強く吸う」このワンアクションだけで、彼女が抱えている息苦しさ、日常の閉塞感が五感に直接訴えかけてきます。言葉で説明しすぎない、非常に映画的な描写で構成されています。じっくり楽しめる良作です。
この話は、とても共感できることがありました。なにが、とまでは言えませんが、共感できます。悲しい物語でした。天気雨みたいな感じでした。この物語を読んで、胸につかえてたものが、少しなくなった気がします。物語でも、想像でもいい。でも、分かってくれたような気がして嬉しかったです。こんな重いレビューでごめんなさい。でも、ありがとうございました。(ちなみに、同い年ですw)それと、「ミドリ、サク N.one」の応援、ありがとうございます。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(212文字)