今回の筆致企画の中で、「嘘」がいちばん好きな作品です、個人的に、あくまで個人的に!
入れ替わりものとして面白いだけでなく、互いの人生を少し羨んでいた二人が、実際にその生活の中へ入ってみたことで、見えていなかった大変さまで引き受けることになる。
そのうえで「やっぱり――」となる流れに、とても納得感がありました。
「地上の天使・ナナ」――さてさて。どうでしょうか。
展開にリアリティがありますので、詳しくは実際にお読みいただきたく!
レモネードも、ただの不思議な装置ではなく、二人の関係をつないでいるものとして最後まで生きていました。
軽やかに読めるのに、「他人の人生は外から見ただけでは分からない」という、どこか教訓めいた作品でした。