警備員、田中慎吾はコーンを置く間隔を体で覚え、誘導灯を腕でなく肩から振り、声は低く短く切る。その積み重ねが、気づけば魔物さえ止めている。その姿が配信で拡散し神の誘導として話題になる。
管理局に呼ばれ精神疾患を理由に圧力をかけられるも、視聴者・ヴィオラの助けで乗り越え、探索者試験では討伐ゼロながら現場安全顧問(Fランク)として登録される。ダンジョン入口の混雑・死傷事故を手順とタグ管理で解決していく、地味で堅実な異世界転生ならぬ異常現場対応の物語。
強さではなく手順で戦う主人公の在り方が、この作品の魅力だ。