聖王の暗殺直後、民の祈りと伝説から生まれた偽物の王・レイ。その咄嗟の決断と誠実さに胸を掴まれます。自らが偽物であることを知りながら、玉座に座ることを選択した彼の葛藤が素晴らしい。ガルドの無条件の信頼、エーレンの鋭い観察眼、ノクスの不思議な支援という個性的なキャラクターたちが物語を深める。記憶と実感の乖離、伝説と現実のズレが巧みに描かれており、一気読みさせられます。王国の瓦解を防ぐため嘘を重ねるレイの苦悩と覚悟が、何より尊い