筆致企画の中で頭抜けたお作でした。短編用に小さくまとめられてあり、それでいて過不足ない。道中淀みなく滑らか、オチのつけ方も鮮やか。感服いたしました。
自分だったらすっかり騙されてましたね。若い時は突き進むことこそが強さとばかり思っていましたが、時間が経つにつれて「慎重さ」が必ずしも「弱さ」を意味しないということを知るようにもなったことを改めて思いました。