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ホラー作家の憂鬱

ホラー作家の憂鬱

魔山十銭

おすすめレビュー

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★★★
★46
16人が評価しました
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本文ありのおすすめレビュー

  • 小野塚 
    1962件の
    レビューを投稿
    ★★★ Excellent!!!

    憂鬱とは…哀愁と可笑しみ。

    作者の友人のAは、ちょっとした 能力 が
    ある。人の名前に『サキ』の字が入って
    いたら限定で、濁音が否か、或いは漢字の
    作りを言い当てられる。
     そしてB。彼は人の死がわかるというのだ。
    それは『臭い』で知るという。
    仕事の相棒であるCに至っては幽霊が見える。
     
     更に、妻のDに至っては。

    始めは何となくリアルなネタ話の様に
    展開して行くが、周囲の持つ能力の度合いと
    関係性、又は『因果』とも言うべきか。

     そういったものが次第に増幅して行き…。

    何とも言えない可笑しみと哀愁を纏いつつ
    『ホラー』というモノの本質を抑えて
    いる様で。このユーモアとペーソスの
    限りなく完璧に近い融合は、その毫ほどの
    不完全さで読み手の心を攫う。

    凄いものを拝読した。

     これが、フィクションである事を
       祈っている。

    • 2026年4月26日 14:50