まず、第1話の構成がすごいです。ヒロイン・ビビが魔力を失っていること、師匠ルーカスが瀕死なこと、2人には過去の師弟関係があることが、自然に伝わってきます。
そしてルーカスがあと七日間の命、この間に結婚して魔力を相続しなければならないということで、時間進行によるサスペンスを生み出しています。
桐山さんの作品は、『婚約破棄は完了しました(略)』と、『誰からも愛されない魔女(略)』を拝読しましたが、全部第1話の構成が見事だなと思います。
読み進めていくごとに過去10年にわたるルーカスとビビの思い出が屋敷のあちこちから立ち上ってくるようで、ビビの気持ちに合わせてもうすぐルーカスが死んでしまうことが悲しくなります。
そしてある秘密が明かされる…その過程もとてもドラマチックです。
ヒロインのビビが、真面目で頑張りすぎるほど頑張り屋なので、好感が持てます。この2人、実は似たもの同士なんじゃないかな。
助けてって言えないところ。
美しい文章で描かれる劇重感情をぜひ体感してください!
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ここから内容と関係無いです。
せっかくレビューコンテストっていうのがやってるので、文字列を入れさせて頂きます。図書カードもらったら、地元の本屋で本を買おうと思います。なくなったら困るから。
【レビューコンテスト応募】
あと7日で死ぬから、魔力を相続したければ自分を籠絡してみせろという、大魔術師のお師匠様、ルーカス。
とある事情で魔力を失い、魔術を使えなくなった主人公、ビビは、ルーカスの強大な魔力を目当てに、その課題に取り組みます。
さて、ビビちゃんはどうやって師匠を籠絡するのか。
お掃除?手料理?はたまた…色仕掛け?
あらすじの時点で想像が膨らみますが、物語はズバズバとそれを裏切っていきます。
あれもいらん、これもいらん、そんなんで俺を落とすつもりか、と続く塩対応に次ぐ塩対応。
段々とビビちゃんが可哀想になってきて、「あんた、籠絡される気あんのかい」と思えてくる。
その本心はなんなのか、ビビちゃんは魔力を手にすることができるのか、お師匠様は本当に死んでしまうのか。
濃厚な七日間の行き着く果ては、ぜひご自身の目で確かめてください!