作者自身が「僕にしては普通w」とタグをつけているのが微笑ましい一作。確かに、カットアップも実験性もない、素直な恋愛短編です。スーパーマーケット、バー、水曜日の噴水シンプルな場面の積み重ねの中に、階層の違う二人の間の温かい距離感がにじみます。703文字という短さで、不思議とじんわり残る読後感。前衛作品群の合間に読むと、また違った味わいがあります。