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嘘と桜とレモネード

嘘と桜とレモネード

藤葛

おすすめレビュー

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★★★
★30
10人が評価しました
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本文ありのおすすめレビュー

  • 山龍遼士郎
    256件の
    レビューを投稿
    ★★★ Excellent!!!

    噓と桜と苦いレモネード

    春香の些細な嘘。春香本人からすれば、結構大真面目な噓ですが、颯太が感覚と違和感から見抜く展開にリアリティがありました。

    レモネードが象徴していますが、「ちゃんと終わらせたかった」という春香の見栄や未練――人間臭さが魅力です。
    颯太は責めずにちゃんと言葉を受け止めたうえで「――のために来たんだろ」と言いづらいことを代弁してきちんと整理してあげる。
    あの一言で、この話の見え方がはっきりまとまっていましたね。
    お互い昔の気持ちを抱えたままなのに、今さら何かを始める話ではなく、終わらせ方の話として着地するのが印象的です。

    レモネードの味も最後まで効いていました。
    甘さの奥に酸味や苦さが残る感じが、そのまま二人の関係みたいで、派手ではないのに読後に長く残る作品でした。

    • 2026年4月29日 14:51