テンポを遅滞させるような日常話や説明話もなく、テンポよく読み進めることができる。数ある作品の中でも傑出したテンポの良さだが、さほど多くない登場人物の誰が発した言葉なのか遡るか読み進めないと理解できない部分が多々あり改善の余地があると思います。
そのうちマジックミラー号が登場しそう(笑)
早く続きが読みたいそんな作品
冒頭の荒廃した魔界の描写が非常に鮮烈で、読者を一気に非日常へ引き込む力がありました。主人公の圧倒的な強さと怠惰さが対照的に描かれ、戦闘シーンの迫力とキャラクター性が自然に両立している点が魅力的です。悪魔同士の契約や悪感情を糧とする設定が独自性を持ち、世界観に深みを与えていました。また、前世の価値観を持つ主人公の虚無感や退屈が丁寧に描かれ、彼が何を求めているのか興味を引かれます。最後に召喚陣が現れる展開は物語の転機として非常に効果的で、次に何が起こるのか期待が高まる締め方でした。
追放された悪役令嬢が禁術で召喚した悪魔は、前世でこの世界の乙女ゲームをプレイしていた転生者だった——この導入が実に秀逸です。数千年の退屈に飢えた最強悪魔の独特な視点で語られる物語は新鮮で、筋書きを知る世界への苛立ちにも共感します。世界滅亡を願いつつ村の危機に動揺するマリアの矛盾に悪魔が興味を示す引きも巧み。退屈を嫌う悪魔が予定調和を壊し、どんな成り上がり譚を紡ぐのか。期待が止まらない第一話です。
羞恥心を糧にする悪魔と契約をした悪役令嬢がこれからどう成り上がるのか楽しみです!