生活魔法の失敗がそのまま笑いになる。でもそれだけで終わらない。 洗濯魔法でイルが拘束される馬鹿騒ぎの直前、祈りで体力を削るディアの場面がある。この落差のおかげで、コメディが記号的にならず、ディアという人物に重みがでる。 面倒だからやるという動機も、怠惰に見えて実は真剣で、その倒錯した誠実さが全話を通じて一貫しているのが面白い。
令嬢が、楽をしたい一心で生活魔法を次々と考案していくお話です。カーテンを自動で開けたい、着替えも自動化したい、水やりも魔法で済ませたい。その発想はかなりズボラなのに、魔法の構築力は本物で、読んでいて思わず笑ってしまいます。従者イルとの軽快な掛け合いや、王子との噛み合わないやり取りも楽しく、テンポよく読めました。ゆるく笑える令嬢もの、生活魔法の工夫、楽しい掛け合いが好きな方におすすめです。
主人公クラウディアは、面倒くさがり故に面倒事を自動化するために次々と生活魔法を作ります。私自身、面倒くさがりなので「この魔法、使えるようになりたい」と思いながら読んでました。天才少女がこの先、どんな魔法を発明するのか。そして、王子との関係性がどうなるのか。この先の展開が気になる作品です!