本作は、理不尽に追放された聖女が辺境で新たな出会いを果たし、運命が大きく動き出す物語です。人間には効きにくい治癒術という特異な能力が、竜や強大な存在に対して真価を発揮する設定が印象的です。追放による絶望から一転して救いと評価を得る展開は、読後感に強いカタルシスがあります。竜騎士との出会いはドラマチックに描かれており、物語の転換点として魅力的に機能しています。ロマンスとファンタジー要素が調和した、華やかな異世界譚です。