無機質で合理的だった主人公が、異世界で“人ならざるもの”として生まれ直す導入がかなり強いです。特に「石を美味しいと感じる」場面は、一発で異質さと世界観を印象付けています。淡々としたモノローグなのに不穏さが濃く、瘴気に侵された森の描写も雰囲気抜群。合理主義者だった主人公が、この異世界で何へ変質していくのか気になる掴みでした。