どろどろどろんへの応援コメント
「光を光たらしめるのは、ホコリだ」という所が好きです。光の中にちらちらときらめくホコリが目に見えるようです。そして、その向こうの闇も。光があるからこそ、闇の深さが際立つんですよね。
りょうは、深海魚をサンプルにする仕事をしている、と。深海魚は生涯を闇の中で過ごすから、多分、目は退化してますよね。その分、身体の他の器官は敏感なのだろうと思うと、深海魚はりょうのメタファーの意味があるのかなと、勝手に想像しています。光より闇に親和性がありそうなところ、そして、聴覚や触覚が鋭いところ。剝がれやすいうろこを持つ魚。身を守るうろこを失ったら、簡単に傷つきそうです。なつきが残していった、キラキラする爪に傷ついて血を流すところ、凄みがありました。
私にはこんな感覚の鋭い物語は書けません。この鋭い描写、凄いです。
作者からの返信
日野原 爽さま
こんにちは。拙作をお読みくださり、どうもありがとうございます。
ほほう、ホコリのところを気に入ってくださいましたか。光は反射するものがなければ、存在自体を確認しづらいのですよね。それから、コントラストの効果って絶大ですね。闇があるから光が際立ちます。
深海魚って、意外に大きな目をしたものが多いのです。何のために?!はまだ研究途中のようです。
下記の2008年03月18日の記事がご参考になるかもです。
https://www.enosui.com/diary.php
光を鋭敏に感知するのに特化していて、物の輪郭はあまり見えていないようです……って、ここにも輪郭が?!
鱗を剥かれた、ひりひりした表現って感じですかね(自分で言うのはかなり気恥ずかしいですけど(笑))
コメントをありがとうございました!
どろどろどろんへの応援コメント
拝読しました。
りょうの職場は水族館とのことですが、濃密な描写もあいまって、彼自身も海の中で過ごしているような圧迫感を覚えました。そして、なつきの不在により、海の底で徐々に圧壊していくような恐怖を感じる描写が本当に素晴らしいです。
作者からの返信
仁木 一青さま
こんにちは! 拙作をお読みくださり、どうもありがとうございます。
この濃密さというのは、ねっとりとした重苦しさにつながるからでしょうか、それがそのまま世界の閉塞感に繋がるのかもしれませんね。「海の底で徐々に圧壊していくような恐怖」という言葉、素敵です! そんなふうに感じていただけたことが嬉しいです。
コメントをありがとうございました。
どろどろどろんへの応援コメント
圧倒的な筆力に屈服です。
「世界と自分を載せた天秤は自分の方に大きくかしいだ」という文が気に入ってコピーしたのですが、その後も読む行読む行が名文で、コピーどころではありませんでした。
自分が書く気を失う、そういう意味で読んで良かったのか悩むほどです。
羨ましいです。
作者からの返信
Sawatani-Asariさま
こんにちは! 拙作をお読みくださり、どうもありがとうございます。
わあ、表現をお褒めくださりありがとうございます。いつも、これでよいのか?やり過ぎか?それとも足りないのか?と手探りなもので、ご評価いただけると本当に嬉しいです。
書きたいことに筆が追いつかないというか、言葉が出てこないことがしばしばで、遅筆はなはだしいのですが、なんとかまとめ上げたものにこうやってご感想をいただけると、書いて良かったなあと思わされます。
コメントをありがとうございました。お互い執筆を楽しんでいければと思います!
どろどろどろんへの応援コメント
なつきが去った後の部屋がどろりと濁っていく描写にりょうの孤独がよく表れていましたが、耳栓をして自分の輪郭を守ろうとする切実な動作から外界への怯えが伝わりますね。仕事で扱う深海魚とはがれやすい鱗のイメージがなつきの磨かれた爪と重なる様子がとても印象的でしまが、洗面所や水屋からなつきの持ち物が消えていることに気づく場面は心臓が冷えるような感覚を覚えましたね😱
作品フォロー&お星さまにクリックさせていただきましたので今後も活動頑張ってください〜!お互いに執筆楽しみましょう!
作者からの返信
アーヤトッラーさま
こんにちは。拙作をお読みくださり、どうもありがとうございます!
りょうの外界に対する過敏な反応を読み取ってくださり、ありがとうございます。なつきの存在でかろうじて保たれていたものが、じわじわと欠けてゆき、引き返せないところにまで至ってしまう。そんな不安と怯えの混じり合ったどろどろとしたお話でした。
コメントをありがとうございました。お互いに執筆を楽しみましょう。星でのご評価も感謝いたします。
どろどろどろんへの応援コメント
五感に沁み入る深い話ですね。
爪痕が心に刻まれるように描かれた心情が繊細で美しかったです。
ラスト一文で一気に持っていかれましたが、それを適えるための爪の働きが妙に印象的でした。
爪を磨く行為も、爪を立てて受け入れる心理も。
どこかで二人の間に呼び起こされる記憶として生々しかったです。
作者からの返信
刹那さま
こんにちは! 拙作をお読みくださり、どうもありがとうございます!
おお、爪オンパレードのご感想ですね! やったー! これは、拙作に「爪」がぎっちり食い込み読み手さまの心に届いている証左だと勝手に (^^;) 解釈させていただきました。テーマ小説なので、テーマが描けていなければ意味がないのです。刹那さまのご感想に安堵させていただきました。
人間の爪は猛獣の爪とは比較にならない軟弱な組織ですが、それでも、ときに鋭い傷跡をつけることもできるのですよね。
コメントをありがとうございました。
そして、熱のこもった素晴らしいレビューまで! 改めて自作を外から鑑賞しているような気持ちにさせてもらいました。とても嬉しかったです。ありがとうございました。
どろどろどろんへの応援コメント
拝読いたしました。
一人の人間の内面に深く潜っていく、深海を覗き見る心地を味わいました。常に輪郭が揺らいで、外界の刺激でかろうじて自分の形を保っている。そういった印象を受けます。
頭では会えないとわかっていても、なつきさんの帰りを待ち続ける予感がします。濃厚な描写に圧倒されました。
作者からの返信
二ノ前はじめさま
こんにちは! 拙作をお読みくださり、どうもありがとうございます!
> 常に輪郭が揺らいで、外界の刺激でかろうじて自分の形を保っている。
ここを感じ取っていただき、とても嬉しいです。自他の境界のあやふやさは、周囲が静かれあればあるほど、広がっていく気がします。痛みを課すことで、いっときとはいえ、自分をしっかりと意識できるとなると、その痛みを強烈に欲するようになってしまうでしょうね。ゆえにりょうはなつきを待たずにはいられないでしょう。
描写について二ノ前さまにお褒めいただくなど畏れ多いのですが、とても嬉しいです。ありがとうございます。
コメントをありがとうございました。
どろどろどろんへの応援コメント
こんばんは。お邪魔しております。
二の腕に刺さった爪におぼえた、なつきさんの存在感……腕に浮かぶ玉のような赤と最後の一言がとても印象的です。こんなにも静かなのに、乱暴な風に心を攫われたような想いを抱きました。
胸に迫る読書体験をありがとうございます!
作者からの返信
遠部右喬さま
こんにちは! 拙作をお読みくださり、どうもありがとうございます!
そうなのですよ! 部屋からなつきの名残がほぼ消え失せそうになっていたそのとき、鮮やかに乱暴によみがえらせてくれたのが、爪でした。痛みって、あやふやな感覚を即座に現実に引き戻してくれますよね。
えへへ、血の赤(なんか拙作、よく血がでる?)と最後の一言がとても印象的とのお言葉、ありがとうございます。取り立てて何か起きるわけでもないお話です。濃いもやのような雰囲気が伝わったなら何よりです。
コメントをありがとうございました。
どろどろどろんへの応援コメント
宇佳子さまの感覚的な描写には本当に圧倒されます!
そして矢張り魚🐟しかも深海魚の様な…というか
読む者が酸素の欠乏に喘ぐ様な暗く静かな夜の
しじま。すばらしいです✨
作者からの返信
小野塚さま
こんにちは! 拙作をお読みくださり、どうもありがとうございます!
いやいやいや、繊細な表現に定評のある小野塚さまから描写をお褒めいただくと、嬉しいけれどちょっと恥ずかしくて、もじもじしております。
そうです、ここは魚っ! しかも、固定するまでにちょっと融けて輪郭が曖昧になった魚。小野塚さまにはなじみあると思います。酸欠に喘ぐような、とは、また秀逸な表現を!
素敵なコメントをありがとうございました。そしてなんと、深海のひんやりとした温度感が伝わってくるようなレビューコメントまで! いつも応援をありがとうございます m(_ _)m
どろどろどろんへの応援コメント
なつきは帰ってこない。
このラストの一言が、ズシンと響きました。
押しつぶされそうな閉塞感が凄かったです。
りょうが家を出ている間になつきは家に戻っていたのかなと思うと胸が詰まりました。
凄い物語を読ませて下さって本当にありがとうございました…!
作者からの返信
深山心春さま
こんにちは! 拙作をお読みくださり、どうもありがとうございます!
閉塞感を思いっきり感じさせてしまって、なんだか申し訳ないです。最近、こんなのばかり書いているような気が……。深山心春さまのほっこり温かな読了感の物語の対極にあるような話かもしれませんね。
そして、読み解きの鋭さにどきりとさせられました。実は何パタンかストーリーの背景を考えていて、結局ごちゃまぜにしてしまったのですが、深山心春さまがご指摘くださったパタンも入っております。丁寧にお読みくださり感謝いたします。
コメントをありがとうございました m(_ _)m
どろどろどろんへの応援コメント
布団の上で爪を切ったら、ちゃんとコロコロで綺麗にしとかないと。
などと思ってたら、やっぱり!
>光を光たらしめるのはホコリだ。
上手い言い回しだなと感じました。
りょうの仕事は、佐藤さんの仕事と近いのでは?などと思いました。
私には絶対に書けない、佐藤さんらしい逸品でした。すごい!
形容する言葉を持たないのが悲しい。
作者からの返信
七月七日さま
こんにちは! 拙作をお読みくださり、どうもありがとうございます!
うひひ、爪、そうなんですよ! やっぱり、なんです。痛いですよね、あれ。
りょうの仕事は私はやったことないのですが、保管庫がすぐにいっぱいいっぱいになるのは知っています (^^;) いや、水族館じゃないですけどね。あとホルマリンには独特の臭気があって、極力扱いたくないです。船の上で淡々と扱える人、むっちゃ尊敬します。私なんて一発で吐きそうです。
私らしい、気持ち悪い作品だったでしょう? 最近ようやく自作の傾向が見えてきました (^^;) でもそうなると、全然毛色の違うものが書いてみたくなる、あまのじゃくです。
コメントをありがとうございました m(_ _)m
どろどろどろんへの応援コメント
こんにちは。
このお話、拝読して……。なんかこう、本当に息苦しくなる感覚、というか。
「痛みがないと、自分がどこまでも広がっていく気がする」という悩みを以前、聞いたことがありますが……。
この作品にも似たものを感じるのに、なんかこう、でも逆にギュっと押さえつけられる感じがして……。
なんだかとても勉強させていただきました。ありがとうございます!
作者からの返信
武州青嵐さま
こんにちは! 拙作をお読みくださり、どうもありがとうございます!
「痛みがないと、自分がどこまでも広がっていく気がする」というのは、怖くもあり、悲しくもありますね。常に自分を傷つけ続けなければ安心していられないのですから。広がって、薄まって、なくなってしまう恐怖から、自分をぎゅっと押さえて広がらないようにするというのも、いかにもありそうです。自傷する人のいくらかは、そんな気持ちにつきうごかされてなのかもしれませんね。
こちらこそ、さらに考えるきっかけをいただき、感謝いたします。コメントをありがとうございました m(_ _)m
どろどろどろんへの応援コメント
素晴らしい表現力で、圧倒的なまでの寂寥感、絶望感、諦観を感じます。
輪郭にこだわる描写が印象的で、
主人公の「どうにかしたいけど、どうすることもできなさ」が伝わってくるようでした。
作者からの返信
旗尾 鉄さま
こんにちは。拙作をお読みくださり、どうもありがとうございます。
コメントいただいて、拙作の登場人物って、何かに異様に執着する人が多いなといまさらながら実感いたしました。
りょうはメンタルの維持という点でなつきに完全に依存していたので、なつきという存在が消えてしまった今、パニック状態かもしれませんね。
コメントをありがとうございました。