戦闘描写が圧倒的。 骨が砕け、顔面が陥没し、首が折れる。そこに不思議と嫌悪感を覚えないのは、その暴力の一つひとつに理屈が通っているからだろう。 浸透勁が鎧を透過する原理、長槍が突くではなく叩く武器であること。甲冑の指先が防御の盲点になること。 こうした知識の積み重ねが、無茶な強さに理屈の土台を与えている。強さを見せるのではなく説明する姿勢が、この作品の魅力だと思う。