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嘘と桜とレモネード

嘘と桜とレモネード

ひばかり

おすすめレビュー

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★★★
★47
16人が評価しました
本文あり
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本文ありのおすすめレビュー

  • ナベッチ
    59件の
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    ★★★ Excellent!!!

    泡が消えるまで

    屋上のベンチ、ラムネの瓶、春と冬の間の曖昧な陽気——柔らかな日常の描写から始まる物語は、二人のやりとりの温もりに引きずられるように静かに進んでいく。

    病室の結婚式の場面が忘れられない。

    シーツのドレス、片言の誓い、笑い声——不条理なほど微笑ましく、しかしサイダーの泡と共に言葉にならない何かが滲む。

    そして最後の一節で、すべての描写が意味を変える。

    ラムネとサイダーの違いにこだわる小さなやりとり、赤い糸、透ける身体——読み返すと、最初から全部仕込まれていた。タイトルの意味も、その時初めて腑に落ちる。

    優しくて、少し切ない読後感を残す短篇。​​​​​​​​​​​​​​​​

    • 2026年4月22日 19:16