第1話の書類焼却シーンから緊張感が一気に立ち上がり、そこへ第2話で日常的な職場風景と幸田先輩のコミカルなエピソードが挟み込まれる構成が絶妙だ。 笑いと緊張のリズムの取り方が巧みで、読者を飽きさせない。 幸田先輩の"伝説"の数々は細かくてリアルで、思わず笑ってしまう。 第3話の異世界転生も「地味なネクタイと背広姿のまま」「中年がまた中年に生まれたのか」というセルフツッコミが絶妙で、ありがちな異世界ものにはない個性が光っている。