夏の神社の導入が尋常じゃないくらい上手い。
蝉の声、湿った土の匂い、木漏れ日、足袋が土を踏む感触まで、情景がするすると立ち上がってきて、一気に作品へワープします。
そこに現れるカレハがまた強い。
可愛い、儚い、追撃で恋に対しては驚くほど積極的。
「人間説明書」を真剣に信じて、真っ直ぐに想太へ迫ってくる姿が、危うくてちょっぴりズルくて、愛らしくてたまらない!
想太の戸惑いは当然のごとく、
読んでいるこちらまで一緒に心拍数を上げられてしまった…。
手を繋ぐだけで、どうしてここまで“ときめき”を書けるのかがすごい。
可愛さだけではなく、
廃神社の静けさや、カレハがずっと誰かを待っていた気配が物語に奥行きを作っていて、この先の恋がただ甘いだけでは終わらなさそうなのもとても気になる。
一話ですでに、続きを読みたくて仕方なくなる導入でした。
おすすめです!!