世の中の「前向きな言葉」に疲れてしまったすべての人に捧げたい、優しさと包容力に満ちたエッセイ風・現代詩の傑作です。
「明けない夜はない」という言葉の残酷さを指摘する第1話から始まり、マラソンとジョギングの対比で自分らしい歩み方を肯定する第2話、大人が失った純粋な「子供心」を振り返る第3話、そして自分を痛めつける人間関係から解放し「愛」の本質を語る第4話。
どの章も、読者の目線に立って静かに、けれど力強く語りかけてくれます。無理に前を向く必要はない、泣いてもいい、逃げてもいい、自分のペースで生きていい――作者が紡ぐ「言葉のカケラ」は、現代社会のプレッシャーに押しつぶされそうな心にじんわりと染み込み、じんわりと温かい涙を誘います。
読み終わったあと、自分のことが少し好きになれる。そして大切な人を思い浮かべたくなる。
生きづらさを抱えるすべての人の暗闇を照らす、一筋の優しい光のような作品です!