一週間ごとに別世界へ強制転生し、毎回ランダムで与えられるのは早口言葉や字の綺麗さなど、どう見ても戦力外なスキルばかり。ところが転生先ではその“ハズレ能力”が絶対的価値を持つ世界ばかりで、主人公は王や英雄へと祭り上げられていく。女神のガチャは明らかに出来レース──その違和感が物語の推進力となり、週替わりで変わる世界観と能力の噛み合いがテンポよく読者を引き込む。都合よすぎる転生の裏に潜む理由が気になって仕方なくなる、軽快でクセになる異世界無双譚。