第3話

目が覚めると俺の身体は小さい子供用のベッドの上に居た。

窓の外から見る景色を鑑みるにここはどうやら田舎の集落のような所で周りの建物は中世ヨーロッパ風で、のどかな雰囲気でとても暮らしやすそうな場所だった。

部屋に母親であるシェリンが入ってきたどうやらあやしに来てくれたらしい。

「ルーク、ご飯の時間よこっちにおいで」

と自分を抱き抱えながら言った。

どうやら前世が高校生の俺にとって大変気まずい時間がやって来るようだ。


割愛


とんでもなく恥ずかしい時間だった顔面が赤くなり過ぎて熱があると思われた時には流石に焦ったが何とか事なきを得た。

この余りにも恥ずかしい時間が続くことに辟易しながらも頑張って慣れようと思った今日この頃だった。

幾ばくかの月日が流れ9歳になった。

この期間の間に自立して歩くことができるようになり、頭に舌が追いついてきてある程度の言語も話せるようになった。言語の問題についてはなぜかは分からないが読み書き共に日本語が使われており、俺自身もとんでもないご都合主義だなと思ったものの一から新しい言語を学び直す事よりかは楽なので余計なことは考えないことにした。


そして今日は母シェリンの友達とその子供の女の子がこの家に遊びに来るらしい。

どうやら相手の父親が名の知れた剣士で都市部に遠征に行っていたらしくこの街に帰ってくるのは6年ぶりだそう。

身体は9歳だが精神は高校生の俺は突然の幼なじみ登場にワクワクしていた。

そんな様子を見た父マルクは笑いながら

「この村は規模が小さいから初めての同年代だもんな!かくいう俺も楽しみだ」と言った。


そう、この村は、以前窓から様子を見た時小さい所だなとは思っていたが町人の数はずっと100人前後を行ったり来たりしているそうだ。

しかも成人したらその殆どが中心都市に移住してしまう為、余り若い住人がおらずなんと俺の年代は俺と今日来る女の子しか居ないらしかった。


そんな唯一の同年代に会えることを心待ちにしながら朝食を食べて待つのであった。


ちなみに授乳に関しては結局あのまま慣れることが出来ずに早々に乳離れした。

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