リセッターさんによる、愛が狂気へと転じる教育的指導の物語――拝読いたしました。
感情を排除しすぎた社会の危うさ、正義を絶対化したときの暴走、そして教育が人間性を削ぎ落としていく恐ろしさ。どれも静かに心の中に深く沁み渡りました。
とりわけ印象的だったのは、現代にも通じる“恋愛観のすれ違い”が、取り返しのつかない結末へと繋がっていく描写です。
どこか現実と地続きに感じられ、強いリアリティを覚えました。
読み終えたあと……大変深く考えさせられる一作でした。
このたびは素敵な物語を、ありがとうございました。