本作の最大の魅力は、退廃的でシニカルな世界観と、キャラクターたちの底抜けに濃い人間臭さの絶妙なバランスだ。
主人公・真紀奈の度し難い図太さと、それを紳士的かつ変態的な愛で包み込むアモン神父の掛け合いは、読んでいて非常に心地よい中毒性がある。
また、ただのバトルものに留まらず、真紀奈のコンプレックスや直の不器用な正義感など、登場人物たちの内面が丁寧に掘り下げられているため、彼女たちが抱える痛みや絆が読者の心に深く届く。
修道女という神聖な皮を被った、毒気と魅力あふれる彼女たちの日常は、まさに唯一無二の物語として圧倒的な熱量を感じさせてくれる。