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手紙と家族と、死刑囚

手紙と家族と、死刑囚

灰庭

おすすめレビュー

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★★★
★13
5人が評価しました
本文あり
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本文ありのおすすめレビュー

  • 電柱になりたい
    106件の
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    ★★★ Excellent!!!

    主婦と死刑囚、孤独と孤独が手紙で触れ合う物語

    死刑判決が確定した男へ、一人の主婦が手紙を書くところから始まる物語です。

    家族の中で取り残され孤独を抱える主人公と、拘置所の中で時間だけを持て余す死刑囚。
    決して交わるはずのなかった二つの孤独が、手紙を通して静かに触れ合っていきます。

    二人の関係は、恋愛とも好奇心とも言い切れない。
    誰にも届かなかった感情が、そっと掬い上げられていく。
    その静かな変化に引き込まれ、読後も余韻として残りました。

    台所、郵便受け、湯呑み、季節の花。
    日常の小さな描写の中に、孤独の輪郭が丁寧に描かれています。

    静かな文芸作品が好きな方、説明されすぎない余韻を味わいたい方に、ぜひおすすめしたい作品です。

    • 2026年7月3日 07:34