満月の夜の出会いから始まる、切なくて優しい物語。
喪失感を抱えながら生きる少年となつかしい痛みを胸に秘めた青年。
二人の距離が少しずつ縮まっていく様子がとても丁寧に描かれており、気づけば自然と応援したくなっていました。
特に心理描写が秀逸で、言葉にできない寂しさや孤独、そして誰かに救われたいという想いが真っ直ぐ伝わってきます。
読後に残るのは悲しさだけではありません。
誰かを想うことの温かさや、人と人が出会う奇跡のようなものを感じさせてくれる作品です。
優しい物語が好きな方、心に残る関係性を描いた作品が好きな方にはぜひおすすめしたいです。