大人になった魔法少女たちの再出発
魔法少女と税務署という、ファンタジーと現実が衝突している組み合わせから始まる設定が面白いです。
特に主人公の真理沙が、華々しい魔法少女ではなく、二六歳になって税務署員として働いているという始まりがもう味がある。
魔法少女らしい派手な戦いだけではなく、税務調査という妙に現実的な仕事に魔法を使っていくのも、この作品ならではだと思います。
そして4話、5話では、かつて魔法少女だった蔵花やマスコットたちの「その後」が描かれていくことで、物語の印象が少し変わりました。
昔は夢や希望を追いかけていた少女たちも、大人になれば仕事や生活に悩み、自分の力に意味を見出せなくなってしまう。
そんな彼女たちが、もう一度自分の力を使う場所を見つけていく流れが良かったです。
中でも蔵花の「私なんかが行っていいですか?」に対する真理沙の、
「私が役に立たせてみせるから」
という言葉が印象に残りました。
もちろん、こういう少し真面目な部分だけではなく、マジカルマルサの変身シーンや、ピクセルくんのハイター漬けなど、エンタメ要素もあります。
「昔は良かった」で終わらず、昔を知っている大人たちが、今の自分たちだからこそできることを探して再出発してくれ!