軽快でどこか噛み合わない幼馴染同士のやり取りから始まる、不思議でほろ苦い物語です。
序盤はコミカルな会話に思わず笑ってしまうのですが、読み進めるうちに、ふとした言葉や仕草に違和感が滲み始めます。その小さな引っかかりが、やがて物語の奥にある切なさへと繋がっていく構成がとても印象的でした。
派手な展開ではなく、何気ない会話の中に感情が込められているからこそ、最後に訪れる余韻が強く心に残ります。
読み終えたあと、きっともう一度最初から読み返したくなる一作です。
笑いと切なさが同居する、短編ならではの魅力を味わいたい方に、ぜひオススメしたい作品です!