戦場を生きた一人の医師の女性の生きざまを紡いだ物語です。
私たちにとっては、非日常の場である戦場を、まさに隠すことのないリアリティをもって目の前に浮かび上がらせてくれます。
戦場の残酷さ、厳しさ、そしてそこにある救いと、愛。
戦場では、救いが必ずしも見目好いものではなく、愛が必ずしも温かいものではない、そんな側面まで私たちに教えてくれます。
そして、その物語は、ある表舞台の1人の女性と比較されることにより、さらに光り輝きます。
物語は、終盤に向かうにしたがって、主人公の女性の決意が向かう先まで私たちに示してくれます。
ある約束と共に、涙を携えて進んでいきます。
野戦病院での現実から、最終的に彼女が選んだ新しい戦場。
最後の一文字までが、私たちに何かを訴えかけてくれる。
そんな余韻を感じさせてくれる物語となります。
是非、読んでみてください。
私の、今年の泣き小説筆頭です。
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