賊から家族を守ったシャルロッテを、両親は責める。冒頭から突きつけられる価値観の隔たりに、強く引き込まれました。彼女は自分の信じる知識と剣で行動しますが、その選択には痛みが伴い、周囲の人にも消せないものを残します。
雨の中、彼女の腕を切る決断を迫られるアレックス。助けられたと分かっていても、手に残る感触を振り払えない姿が印象的でした。かつて彼女に外の世界への道を開いたクロイツも、今はその選択を思い返します。
作者の素晴らしいところは、誰か一人の決断を「正しかった」で済ませず、その後に生まれる痛みを、一人ひとりの立場から描いていることだと思います。第7話で目を覚ましたシャルロッテが、自分の行く先を人に決めさせまいとする姿にも心を動かされました。この先を見届けたいです。