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  • 04 迷子への応援コメント

    読ませていただきました。

    冒頭でいきなり主人公が死ぬ間際を見せられて、気になるな、となったせいで4話まで読みました!

    このツヅリが「良い奴」だとか「薄幸な青年」だとかいう説明をされる前に、「こいつは最終的にこうなるんだ」という絶望的なゴールを見せられている。

    だから、02以降のなんてことない日常描写が、すべて「死へのカウントダウン」として機能していて、素晴らしいなと。

    「墓守」「空の色」「パン屋の隣人」……これら全部に「ああ、この平和もあのアスファルトの上の絶望に繋がってるんだな」という切なさが乗る。この構造は非常にテクニカルで、いい掴みになっていると思います。

    ツヅリは「自己犠牲のジャンキー」なのか?と言うのが一つ、気になりましたね。
    作中の少女が「キミはいつもそうだ」「自分を犠牲にしてまで」と言っている。
    ツヅリを単なる「正義感の強いお兄さん」にするのはここではもったいないですよ!彼は「誰かを助けることでしか、過去の無力感を埋められない病」にかかってる。
    だとしたら、アンナからパンをもらうシーンで「ありがたさと申し訳なさ」を感じる描写があるけど、彼は多分、「受ける愛」よりも「与える犠牲」の方が心地よくなっちゃっている。
    だから、迷子を探す時に「使命感にも似た焦燥」を感じる。これは正義感じゃなくて、一種の強迫観念です。ここをもっと「危うさ」として強調すると、キャラクターが立ち上がってくると思います。
    ツヅリに対する理解は今後の物語でわかってくることが多いのでしょうが、このポイントで見せないと…!ってなりました。

    あと、ちょっとだけ文章のアドバイスです。
    01の「選択肢は二つ」の部分です。
    ちょっと説明的すぎるんじゃないでしょうか?「身代わりになるか、逃げるか」なんて、ツヅリみたいなキャラは考えてないと思います。
    少女が言う通り「思い浮かべるよりも早く」体が動いてるんだから、この二択の独白は消して、もっと本能的な「右腕を差し出した感覚」に集中した方がいいのではないでしょうか?

    非常に丁寧で情景もよく浮かぶ良い文章だからこそ惜しいです。
    ただ、「いい話」にまとめようとしすぎないことがこの作品を更に深くできると思います。
    ツヅリという男が抱えているのは、優しさというより「穴」。その穴を埋めるために、自分の命をミアズマに喰わせている……という「歪んだ聖者」としての側面をもっと突き詰めていくと、もっと面白ろくなりますよ!

    作者からの返信

    サカサギ様、ありがとうございます!
    細かなディテールまで丁寧に読み解いていただき、感無量です。

    ご指摘いただいた箇所については、私自身も「少し浮いているかもしれない」と迷いながら書き進めていた部分でした。懸念していた通り、今回こうしてご指摘をいただけたことで、修正の必要性を再確認いたしました。折を見て改稿させていただきます。

    主人公の捻れた人間性を強調することで、読み手の負担になってしまうのではないかという所も不安に思っておりましたが、やはりそこから逃げずに描写すべきですね。自作品に対して不誠実だったと、身が引き締まる思いです。

    小説の執筆は今回が初めてで至らぬ点も多いかと思いますが、温かいご感想に大変励まされました!
    より良い作品に仕上げられるよう、精進してまいります!