「髪の消費が能力の代償」という一見ギャグのようなB級設定に釣られて読み進めると、待っているのは警察の汚職、相棒の殉職、血みどろの親族相殺という超重厚なディストピアドラマ。作中では「ローション」や「ハゲ」といった単語すら、命を削る戦士たちの覚悟と悲哀に満ちた熱い記号へと昇華されます。このおバカな設定とガチシリアスな展開の奇跡的なマリアージュ、脳がバグるほどのカタルシスをぜひ体感してほしい。【レビューコンテスト応募】