心療内科の現場というものは、実は非常に淡々としている。
別に暴れ出す患者もいなければ、情に刺さるようなことを言うドクターもいない。
言わば他の内科よりも命に関わる切実度が低く、もっと淡々としているのではないだろうか?
物語の舞台はメンタルカウンセリングの現場だ。
それこそ、ロールシャッハのようなことをさせられるのだが、
何かヘンなのだ。
まあ、初めてこのカウンセリングを受ける人間は誰しもそう思うのかもしれないが、
どこか相手の意図が読めず、一体自分が何をしているのかもわからなくなってくる。
ともすればこれわ悪い夢のような景色にすら思えてくる。
このセッションを抜け出そう。決意して行動を起こした主人公はこの後……?
レビュワーはとある事情で、原作を知っているのだが、
あんな無味乾燥な物語が、「世にも奇妙な」に通ずるホラーに昇華されていた。
それもオカルトとヒトコワのバランスいいところを刺激してくる塩梅の。
おすすめです。是非、ご一読を。