孤高の傭兵ドラゴミルと異形の巫女ザスパヤ、北限の地の統一を目指す不死王モルゴフ。そしてその部下である化け物のような四天王。さらには、モルゴフの夫人や夫人候補たち。多彩で多様な人物が織りなす、理不尽な現実に抗い、生き抜いていく物語です。騎射の達人ではあるものの普通の人間であるドラゴミルが、知恵と生命力を駆使しして戦う様に痺れます! 迫力のある戦闘シーンも素晴らしいのですが、登場人物たちの生を渇望し、生き抜こうとする様がとても胸に迫ります。
この話はこの著者の前作「盤上の魔女〜メゾチア幻華伝〜」と繋がっているのですが、作者の言うとおり単体でも十分読める物語です。戦闘に次ぐ戦闘で息もつかせない展開が待っています。そして登場人物のその後は胸に来るものがありました。単体でも楽しめますが、旧作のほうもおすすめします。面白いです。