容姿端麗で女性にモテるものの、恋愛にうんざりしていた営業職の久我悠月。
そんな彼が初めて自分から恋に落ちたのは、職場のマスコット的存在で、頭の中はいつも食べ物のことでいっぱいの「食いしん坊」な後輩・成瀬明花莉でした。
中秋の名月を口実に、人生初の勇気を振り絞って「月見に行かないか」と彼女をデートに誘う悠月。
しかし、色気より食い気な彼女は、ロマンチックな天体観測をファストフードの「月見バーガー」のお誘いだと盛大に勘違いしてしまい……!?
誰もが羨むイケメンが、恋心など微塵も気づかない天然な後輩に振り回される姿がたまらなく愛おしいです!
風流な夜のデートを夢見ていた悠月が、月見バーガーのポテトのサイズに目を輝かせる彼女を見て、落胆するどころか「彼女の好きなものを食べるのが一番美味しい」と優しく微笑むシーンには胸がキュンと鳴ります。
夜空に浮かぶ美しい月よりも、目の前で無邪気に笑う彼女の姿こそが彼にとっての「名月」なのだと気づかされる、心温まる日常のワンシーン。甘酸っぱくてクスッと笑える、純度100%のピュアなオフィスラブを読みたい方に全力でおすすめしたいショートストーリーです!