突然、校舎が閉鎖され、ゲームに巻き込まれた36人の生徒たち。執行官による個人の処刑、投票によるグループ抹消、デスマッチによる競技化された淘汰。
多層的に設計されたルールの中で、人間は驚くほどあっさりと適応していきます。序盤の恐怖と戸惑いから、徐々に感情が削ぎ落とされ、最後には「楽しい」と感じるようになる主人公・越宮。
冷徹で合理的な判断を下し続けた彼が、5日目で「殺人」に至るまでの心理描写の緻密さが秀逸。システムの精巧さ、タスクと就寝スペースの連動といった細かな伏線も素晴らしい。人間の倫理観や感情がいかに脆いか、環境に左右されるかを描いた傑作!!