中学校の合唱コンクールに向け、二年四組担任の杉原真知子は苦労していた。男子の声変わりの時期で、なかなかうまくいかないのだ。それでも頑張っていた真知子だったが、彼女を悲劇が襲う……。教師であり真知子の婚約者だった葉山、真知子のおかげで不登校から復帰した瑞江など、真知子に関わる人たちが事件の真相を追う。事件に大きく関係するのが、合唱曲『青葉の歌』だ。小さな思いが、大きな力になる。衝撃と感動のミステリー、ぜひお楽しみください。
舞台は静かな合唱の現場。重なり合う旋律の裏で、ひとつの“音”が消えたとき——事件は幕を開ける。美しく揃うはずのハーモニー。だが、その中に紛れ込む不協和音。仲間のはずの歌声が、やがて疑念へと変わっていく——。鍵を握るのは、楽譜か、それとも“聞こえなかった音”か。見えない違和感が、真実を暴き出す。次回——「合唱曲殺人事件」たったひとつの音が、すべてを狂わせる。真実は、いつもひとつ!