結婚式の前日も、当日も、その後の夜も、ふたりの空気があまり変わらない。
そこがいいです。
競馬場に挨拶へ行く。
東幹久のブロマイドで笑われる。
夜勤明けにコーヒーを飲もうとして、そのまま眠くなる。
大きな出来事はあるのに、会話の温度はずっと日常のままなんですよね。
でも、それが薄いわけではない。
陽介さんが美紅のことをだいたい分かっていて、美紅もその雑な優しさにちゃんと甘えている。
言葉にしすぎないぶん、手を握るとか、隣に座るとか、そういう小さい動きが効いています。
特別な一日を、特別に盛り上げすぎない。
いつもの延長にちゃんと幸せがある。
このふたりは、たぶん明日もこんな感じなんだろうなと思えるのが、かなりあたたかいです。