栗パンちの食卓

栗パン

第1話 超しあわせなオートミールケーキボウル!

 どうして急に、こんな少し変わった連載を始めることにしたのか。

 もちろん、真面目な中華ものを書き続けて、少し疲れてしまったからです(笑)。


 物語を書くのは好きです。

 でも、たまには、もう少し肩の力を抜いて、「好きで、よく食べていて、書いていて楽しいもの」をそのまま書いてみたくなりました〜


 それで、もし本当にこの連載を始めるなら、第一話は何にしようかなあと、しばらく考えて……

 やっぱり最初は、ケーキみたいなオートミールボウルにしよう、と決めました。

 これはもう、私が何年も食べ続けているくらい大好きなものです。

 食べるとちょっと気分が明るくなって、「今日もなんとか始めようかな」という気持ちになれる。

 ちなみに、今朝も食べました!


 せっかくこういう連載を書くなら、少しだけ由来も調べてみようと思いました。

 古いところまでたどると、20世紀の初めに Maximilian Bircher-Benner が広めた Bircher muesli に行き着くらしいです。

 オートミールを浸して、果物やナッツと一緒に食べるこの形が、今のさまざまなオートミールボウルの原型になったとも言われています。


 もう少し最近の流れで言えば、いまスーパーやカフェでよく見かけるacai bowl / smoothie bowlは、もともとブラジルの食文化を背景に広がったものだとか。

 それが欧米のヘルシーフード文化の中で人気になって、さらに Instagram でたくさんの健康系・料理系の投稿に取り上げられて、一気に広まっていったようです。


 ……とはいえ、私自身のきっかけはもっと単純で。

 何年も前に、アメリカのフィットネス系ブロガーのPamelaReifさんが食べているのを見て、「なにこれ、かわいいし、おいしそう」と思って食べ始めました。

 案外、最初のきっかけってそんなものですよね。


 では、まずは私がこのオートミールボウルを好きな理由から。


 1 ケーキみたいで、見た目までちゃんとかわいいこと

 まず、ここが大きいです。

 私は牛乳アレルギーがあって、普通のケーキをたくさん食べることができません。

 家族も血糖値が高めなので、甘いものは少し気をつかいます。

 でも、このオートミールボウルなら、人工的な砂糖をたくさん使わなくても、ちゃんと満足感があります。

 見た目もきれいで、食感も少しケーキみたいです。

 だからうちでは、みんなで「これはもうケーキだよね」と言いながら、わりと堂々と食べています。


 2 前の夜に作っておくと、翌朝が本当に楽なこと

 朝って、それだけでえらいので。

 起きてすぐに「もう冷蔵庫にある」という安心感は、想像以上に大きいです。


 3 腹持ちがよくて、しかもいろいろ食べられること

 腹持ちがかなりいいです。

 しかも、オートミール、ヨーグルト、フルーツ、ナッツ、チョコまでいっぺんに食べられる。

 ちょっと得した気分になります。


 では、作り方です。

 ……と言っても、びっくりするほど簡単です。


 作り方

 第一段階 オートミールに水を入れて、600Wで2分

 ネットを見ると、本当にいろいろな作り方があります。

 ゆっくり浸す方法もありますし、熱湯でふやかす方法もあります。

 でも私は、単純に待つのが苦手なのと、電子レンジが大好きなので、この方法です。

 しかもこのやり方だと、次の工程がすごく楽になります。


 面倒が少ない、というのは、それだけでかなり正義です!


 第二段階 チョコレートをのせて広げる

 チョコは別で溶かしません。

 そのままのせて、フォークで押しながら広げると、熱でとろっとして、きれいな層になります。

 この工程、地味に楽しいです。


 第三段階 バナナを切って、一枚ずつ並べる

 バナナは甘みの代わりでもあります。

 それだけではなく、下のあたたかい層と上の層のあいだに入って、いい感じに橋渡しもしてくれます。

 次にヨーグルトをのせるときも、そのほうが落ち着いて重ねられます。


 第四段階 ヨーグルトをのせて、きれいに広げる

 うちでよく使っているのは、オイコスの脂肪0・低GIヨーグルトです。

 これが本当に便利で、甘さを足さなくても十分おいしいですし、質感もかなりクリームに近いので、まるで色つきのクリームみたいに使えます。

 いちご味ならほんのりピンク、ブルーベリー味なら少し青みのある紫っぽい色になりますし、その日の気分で色を選べるのも楽しいところです。


 第五段階 ナッツを一層のせる

 ここで食感が変わります。

 やわらかいものの中に、少しだけかりっとしたものが入ると、それだけで急に満足感が増します。

 噛んだときの感じもよくなって、「ちゃんと食べたな」という気持ちになります。


 第六段階 もう一度ヨーグルトを重ねる

 私は四段目と六段目で違う色のヨーグルトを使うことも多いのですが、

 最後の表面はだいたい白にしています。

 そのほうが、上にのせるフルーツがきれいに映るからです。

 写真を撮るときにも、ちょっと気分が上がります。


 第七段階 最後に、いちごやブルーベリーなどの季節の果物をのせる

 上にのせる果物は、そのときおいしそうだと思ったものがいちばんです。

 いちごでも、ブルーベリーでも、その季節の果物でもかまいません。

 少し小さめに切ってのせると、全体がまとまって見えて、ぐっとかわいくなります。


 ここまでで、だいたい五分くらいです。

 あとはラップをして、冷蔵庫に入れるだけです。


 そして次の日の朝。

 冷たくなったそれを食べると、少し甘くて、見た目もどこかケーキみたいで、しかも朝から何かを頑張らなくていいので、それだけで少し自分を甘やかせたような気持ちになります。


 できれば、器は透明なものがおすすめです。

 層が見えると、本当にケーキみたいで、それだけでちょっと気分が上がります。

「あ、ちゃんとかわいいものを作れたな」と思えるだけで、朝の機嫌も少しよくなります〜


 そんなわけで、『栗パンちの食卓』の第一話は、私が何年も好きで食べ続けている、ケーキみたいなオートミールボウルのお話でした。

 お腹がすいている朝にも、少し疲れている日にも、こういう「食べると少し元気が出るもの」があるのは、なかなかいいものです。


 お写真はこちらです~

 https://kakuyomu.jp/users/kuripumpkin/news/2912051597513091852


 みなさまも、今日をどうかおいしく過ごせますように。

 そして今日も、ちゃんとごはんを食べられますように。

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