「写真」をきっかけに出会った、圧倒的イケメンの松本先輩と、素直でピュアなワンコ系転校生の蓮。二人のもどかしくも情熱的な距離感がとても魅力的な作品です。
過保護すぎるスパダリっぷりと、包み込むような優しさが良い!
ミレーちゃんやナギ(個人的最推し)との軽妙な会話でクスッと笑わせる一方で、蓮の過酷な生活環境や隠された謎など、切なくシリアスな伏線も静かに進行していきます。
暗い情熱を覗かせる先輩の重すぎる愛と、無自覚に相手を惑わすワンコ後輩。甘さとシリアス、そして強烈なフェロモンと執着をコミカルに描いた本作。
するする読めてストレスフリーに楽しめるBL作品です。
「ねぇ、もっと近くで撮らせて?」この一言から始まる距離感の崩壊が、全49話にわたってニヤニヤを供給し続ける。
美形部長・翔のアプローチが過剰すぎるのに、ワンコ後輩・蓮が「兄弟愛だ」と無自覚に解釈するすれ違いが最大の笑いどころ。「ぴぇぃ」「ひゃふんっ」という独特の擬音語と、脳内でワンコが走り回る内面描写が読んでいて止まらない。コメディの流れの中にカレーのシーンでそっと差し込まれる孤独感が物語に深みを加えているのも巧みだ。
写真というモチーフを通じて二人の距離が縮まっていく構造も美しく、甘々でありながら丁寧に積み上げられた青春BLラブコメ。「先輩、ピント合ってません!」と言いながらも目が離せなくなる、そんな作品だ。